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令和「拝察」皇室の幕開け

ラベンダー

こんにちは、ラベンダーです。

 最近、いろいろ忙しくなってます。

 本来、今月末の司法試験終了までは、「長期休暇」ということでした。

 1週間に1回くらいボチボチ更新しながら英気を養う。
 そういう気でいたのですが、次々と、書くべきことが発生しましたよ(苦笑)
 以前、ご指摘を受けましたが、私が休養宣言するとロクなことないですね。
 本当に、おっしゃる通りでした(笑)

 これからは、宣言しないで勝手に休みます(笑)
 もっとも、すでに課題が山積み状態なので、いつになるかは不明ですが・・・

 さて、
 前回、申し上げましたが、天皇家や天皇派に、遠慮するのはやめました。
 秋篠宮家と同様、デタラメはデタラメとハッキリ批判したいと思います。
 
 そこで、今回は、「拝察」問題をやります。
 これは、重大な失態だと思いますが、何も考えてないのでしょうね。
 結論としては
 いずれ、この対応を後悔する
 と予想されます。
 もっとも、後悔するだけの良識があれば、の話ですが・・・

 なお、安倍さんの国葬には反対です。
 以下のブログ記事をご参照ください。

 

目次

天皇陛下は、イヤイヤ弔意を示したと「拝察」

安倍氏の訃報、宮内庁次長は「両陛下は心を痛めておられる」と拝察

奈良市で参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相が銃で撃たれて死亡したことを受け、宮内庁は11日、安倍氏の通夜に先立ち、天皇、皇后両陛下が侍従を通じ、通夜会場の東京・芝公園の増上寺に生花などを贈ったと発表した。侍従が焼香した。

 同庁の池田憲治次長は同日の定例会見で、両陛下について「突然の訃報(ふほう)に接し、大変残念に思い、心を痛めておられ、ご遺族の皆様の悲しみを案じていらっしゃるのではないかと拝察している」と述べた。上皇ご夫妻についても「お悔やみのお気持ちをお持ちであると拝察している」と話した。

 また、安倍氏が首相として取り組んだ退位特例法の制定や代替わりの一連の儀式などを挙げ、「円滑な実施にご尽力をいただき、国民を代表して儀式に臨まれてこられた。感謝を申し上げ、逝去にあたりご冥福をお祈りしたい」と語った。(多田晃子)

2022年7月11日 朝日新聞デジタル (太字等はラベンダーによる)

 12日の段階で、259の国・地域や機関などから計1700件以上、安倍晋三元首相への弔意を示すメッセージが寄せられたと明らかにされました。

 「拝察」なんてものは、世界中どこにもございません。

 人間が人間に対して弔意を示すのに、自分の言葉で語らないで人の口を使って「拝察」させるという態度をとる人は、世界中どこにも存在しないということですよ。

 ローマ教皇もエリザベス女王も各国首相・大統領も、すべて、自分の言葉でメッセージを寄せております。

ローマ教皇フランシスコ聖下からの弔意

 

エリザベス女王からの弔意

安倍晋三前首相の死去を受け、女王陛下は天皇陛下に以下の弔辞を送られました。

 安倍晋三元首相の突然の、そして痛ましい訃報に、私も家族も深く悲しんでいます。
 2016年にイギリスを訪問された元首相と夫人と面会したことは、懐かしい思い出です。
 日本に対する愛と、イギリスとの絆をより一層強いものにしたいと願う元首相の気持ちは、明らかでした。
 この困難なときに、ご遺族と日本の皆さんに、心からのお悔やみと深い哀悼の意をお伝えしたいと思います。ELIZABETH R

なお、女王がメッセージの最後に書き添えた「ELIZABETH R」の「R」は、「現女王」を意味する「Regina」の頭文字。

 いずれも、死去当日(8日)に、自らの直接メッセージを送っています。

 安倍さんが、素晴らしいとか、そういうことは言ってません。
 安倍さんへの評価は無関係。
 私が言いたいのは、

 現実にこういう事象が起こっているということ。

 客観的には、安倍さんは長く総理大臣を務めた方なので、
 形式的に、最高の評価をするしかありません。
 だから、世界中の要人も、付き合いの度合いに関係なく、弔意を送ってるわけです。

 あくまで、形式的な話です。

 政治的に中立であるからこそ、形式的に評価をするしかない。
 当然の儀礼的な常識だと思いますが、
 でも、我が国の天皇陛下は、あえて、非常識な対応を選ばれたようです。
 意味不明です。
 

 わが国の天皇陛下は、11日になってから、やっと「拝察」されました。
 しかも、

 定例会見での発表

 ですからね。
 安倍さんのために、特別にメッセージを出したわけじゃない。
 定例会見のご報告のひとつ、ですよ。
 驚愕しましたよ。
 
 自分の言葉では、何も言わない。
 安倍さんの死があったから、定例会見で「拝察」エピソードを披露した。
 だから、宮内庁長官ではなく、次長の報告。
 ほとんど、事務報告の扱い。

 しかも、「拝察」ですから、陛下が本当にそう思っているか不明。
 あくまで、次長が「拝察」しただけ。
 陛下ご自身の弔意は、いまだに示されておりません。
 まさか、侍従が焼香したから十分ってことじゃないですよね。

 どれだけ安倍さんを軽く扱えば気が済むのか。

 非常識すぎて、安倍さんの支持者は激怒してるでしょう。

 いいですか

  • 世界中の要人が
  • 死去当日に
  • 自分の言葉でメッセージを送った

 安倍さんのために、急遽、メッセージを出した。
 ローマ教皇やエリザベス女王、各国大統領、首相、皆さんそうです。
 安倍さんのために、特別にメッセージを送っている。

 定例会見でご報告なんてふざけた話、世界中にどこにも存在しない。

 それを、11日まで放置して、

 定例会見で「拝察」させた

 という、我が国の天皇陛下。
 イヤイヤ、弔意らしきものを示したとかしか思えませんね。
 もはや
 本当に安倍さんを弔う気持ちがあるのか疑問ですよ。

 この非常識で恥ずかしい対応。 
 これが、我が国の皇室のトップかと思うと、 
 情けないし恥ずかしい。
 本当に、恥ずかしい。

取返しのつかない失態だと「拝察」

 この「拝察」。

 天皇の政治的中立性が、そうさせたとする見方があるようですが、それは違います。
 
 政治的に中立であるからこそ、形式的に評価をするしかない。

 安倍さんは、三権の長(総理大臣)を長く務めた方です。
 政治的中立というなら、形式的に最大の評価をするしかありません。
 日本国憲法に定められた三権の長に対して、きちんと弔意を示せないというのは、日本国憲法へのリスペクトに欠くと思います。
 これは安倍さんだからではなく、すべての総理経験者に対して、同じことが言えます。

 また、人に弔意を示すことが政治的発言と解釈されるかどうかは、言葉を選ぶかどうかの問題です。
 弔意の中で、生前の功績をたたえるようなことを言えば、政治的発言と取られる可能性はあるでしょう。
 でも、それは言葉を選べばいいだけの話です。
 もし、純粋な弔意が、政治的発言と取られると考えたとしたら、それは被害妄想です。
 今上陛下が、そんな残念な人物であるとは思えません。
 しかも、国内・国外の要人から山ほど弔意が届いている状況ですから、
 もはや選挙に影響するからと、弔意を控えるのは、無意味です。
 
 陛下は聡明な方だと、うかがっております。 
 さすがに、そんな簡単な話がわからないのはあり得ない。
 何か別の意図があって、意味があって、
 わざと、こういう塩対応をしたのでしょう。

 政治的中立性の問題は、言葉を選べばすむ問題。
 しかし、言葉の問題ではありませんでした。
 安倍さんのために、特別にメッセージを出そうとせず、
 次長に「拝察」させ、定例会見で報告させる異常な塩対応。

 自らの意思で、意図的に弔意を示すのを拒否。

 そう解釈せざる得ないですね。
 「拝察」ですから、厳密には、陛下が弔意を示したかどうか不明です。
 こんな、軽い扱い。
 少なくとも、安倍さんの支持者は、憤ってると思いますよ。 
 こんな軽くあしらわれるような人物じゃないのは、言うまでもありませんから、陛下が意図的に安倍さんを軽く扱ったのでしょう。
 天皇陛下は、安倍さんのことが嫌いだったのでしょうね。
 

 まあ、もう、どうしようもないですね。

 天皇陛下が安倍さんに異常な塩対応をした。

 その事実は消せません。 
 天皇派が、理屈をつけても、もう遅いですよ。
 少なくとも、安倍さんを支持する人たちは、そう解釈しますよ。
 ローマ教皇やエリザベス女王ですら、当日に、自分の言葉で弔意を示してるのに、
 天皇陛下は、自分の言葉で弔意を言うのを拒否したんだなと。
 そう解釈するしかないでしょう。

 そして、
 天皇派が、どれだけこれを擁護しようとも、無駄です。
 この非常識な対応のツケは、高くつきますよ。

 安倍さんが、どれだけ重要人物なのか、わかってますよね。
 国民からの人気があっただけじゃない。
 日本の保守系政治家の超大物ですよ。
 政官財にまたがる保守系勢力の超大物ですよ。

 いったい、
 誰に対して、塩対応したのか。
 冷静に考えてみてくださいな。

 岩盤保守層は激怒してますよ

 国民は、天皇に興味ないので、なんとも思ってないでしょう。
 しかし、保守系の人々は、この塩対応は忘れない。

 日本の保守政治家として国に貢献してきた安倍さんに
 この冷たい対応はないだろう

 って
 保守系政治家、保守系財界人、安倍支持者、右翼系思想界

 皆さん、衝撃と憤りを感じられたと思います。

 だから
 取返しのつかない失態だと「拝察」しますよ。
 現実問題
 日本の強大な保守勢力を敵に回して、皇室が維持できるのかどうか。
 よく考えてみてくださいよ。
 
 あーあ。
 やってしまいましたね。
 前にも言いましたが、天皇陛下は天皇としては素晴らしいのかもしれませんが、

 組織のリーダーとしての才能がなかった

 ということです。
 保守系の超大物である安倍さん。
 ウソでも、手厚く弔意を示すべき相手なのに、それが理解できなかった。

 気に入らない相手だったとしても、今回は、丁寧にやるしかない。

 組織のリーダーとしての素質があれば、そのくらいのことはわかるはず。

 しかも、世界中が安倍さんに弔意を示すところ、ひとりだけ「拝察」ですからね。
 その浮世離れした、空気の読めなさ具合。
 それでは保守系から見放されるだけでなく、国民からの支持も難しいでしょう。
 もう、才能ないとしか言いようがないですね。

 「拝察」って・・・・
 
 天皇陛下は無条件で崇拝される。
 天皇陛下を批判する日本人なんて存在しない。
 そういう古い特権意識に支配されていると「拝察」いたします。
 本当に、残念ですよ。

 

愛子天皇の可能性は消えたと「拝察」

 今回の「拝察」。
 高くつくと思います。

 一番、明確になったのは、愛子天皇の可能性が消えたことですね。

 もともと実現可能性の低い話でしたが、今回の自爆で吹っ飛んでしまいましたね。
 本当に、残念な自爆でした。

 愛子天皇を実現させるには、皇室典範の改正が必要です。
 政治家の協力なしでは、絶対にできません。

 日本の政界は、今や保守勢力だらけです。
 保守勢力だけで改憲をうかがうとか言われてくらいですからね。
 保守系政治家の協力なしでは、何もできません。

 
 なのに、保守系政治家の超大物である安倍さんへの塩対応。
 保守系政治家は、誰も、愛子天皇実現に協力しませんよ。
 だから、愛子天皇実現は不可能です。
 終わりましたね、愛子天皇。
 どうにもなりません。

 もともと、
 今でも保守勢力が強すぎて、女性天皇・女系天皇は困難なのに、今回の件で息の根を止めてしまいました。

 まったく残念な自爆でした。

 ちなみに、
 女性天皇の実現を主張して、神奈川選挙区から出馬した「久保田京」氏。
 立候補22人中、21位という大惨敗でした。
 女性天皇を訴えても、泡沫候補にすら大敗する状況。
 話にならないです。

 国民の間で、「愛子天皇」に、関心は全然ないということですよ。
 現実で証明されました。
 愛子天皇では、票にならない。
 ということが証明されましたからね。
 当選圏内にいる議員で、愛子天皇を訴える議員は、いなくなるでしょう。
 それで、

 どうやって、皇室典範を改正するのですか?
 
 ほぼ不可能。
 もう、どうしようもありませんね。

 今回の自爆も含めて、実現可能性は、ほぼゼロになった。
 残念ながら、そう考えざる得ません。
 私は、女性天皇、女系天皇は、当然、実現されるべきと考えてますが、

 ラベンダーは宗教カルトではない一般人なので

 思想信条に関係なく、現実は冷静に評価させていただきます。
 現実的には、愛子天皇は絶望的。ほぼ消滅
 終了ですね。
 残念ですが、それが現実です。

時代錯誤の令和「拝察」皇室

 まあ、愛子天皇を今上陛下が望んでいるかどうかわかりませんので、それはいいとします。

 また、日本の岩盤保守層にケンカを売るような大失態ですが、それが何をもたらすかは、陛下ご自身が体験されることですので、これ以上、申しあげることもありません。
 しかし、看過できないことがあります。
 
 「拝察」という時代錯誤のやり方。
 安倍さんの非業の死という重大な局面で、そのようなことをするということは、今後も「拝察」を続けるでしょう。
 安倍さんは「拝察」だけど、別の人は直接に弔意を示す。
 メチャメチャです。
 そんなことすれば、それこそ政治的になってしまいます。
 だから、他の人も全部「拝察」するしかないでしょう。

 「拝察」「拝察」「拝察」・・・・

 21世紀の自由主義・民主主義の時代に、御簾の裏からお言葉を述べて「拝察」させる。
 皇室改革とか情報公開とか、あり得ないでしょう。
 平成ブラック皇室より、さらに閉鎖的な皇室になりそうですね。

 

  •  情報公開はしない。
  •  国民への説明はしない。
  •  自分の口で発言することもできない。

 ローマ教皇もエリザベス女王も、ツイッターで発信する時代。
 なのに、日本の天皇陛下は、SNSを一切やらないで、「拝察」。
 これでは、皇族の誰もが、まともに情報発信できないでしょう。

 皇室のブラックボックス化が進む
 
 そういう皇室を目指すという意思表示ですからね、「拝察」は。
 終わってますよ。
 日本国民の大多数は、自由主義・民主主義の価値観が一番だと思ってますよ。
 令和「拝察」皇室、大衆から支持されることはないでしょう。

 今でも、国民の大多数は皇室に関心がありませんからね。
 直接、国民へ語りかけることを拒否した天皇陛下。
 国民の関心がどんどん消えていくでしょうね。
 
 ほんとに、衝撃でしたよ

 「拝察」

 これは、終わりの始まりだと思いました。

 ということで

 長くなりましたので、まとめます。
 
 安倍さんの非業の死という重大事。
 自分の言葉できちんと弔意を述べないといけない局面だった。
 にもかかわらず、
 「拝察」という異常な塩対応をした。

 そういう「拝察」が、なぜ大悪手であるかというと

  1. 岩盤保守層へ不信感・不快感を与えた
  2. 愛子天皇の可能性を消滅させた
  3. 開かれた民主的な皇室から遠ざかった

 ということです。
 特に、開かれた民主主義国の皇室を目指さないで、閉鎖的な皇室を目指すということが明らかになったこと。
 これが、一番、ショックでしたね。

 私は、前からずっと、自由と民主主義の価値観と共有する皇室、民主主義国の皇室へ改革すべきであると主張してきました。

  • 適切な情報公開
  • 国民への説明
  • 会計の透明化

 といったことが普通に行われる民主主義国の皇室を主張してきました。
 しかし、そういう動きは、どこにもなくて、
 天皇派VS秋篠宮派の誹謗中傷合戦が、延々と続くだけでした。

 だから、昭和天皇が期待した今上陛下なら、そういう国民と共に歩む皇室を目指してくれると期待しておりましたが、どうやら、それは幻想だったようです。
 むしろ、逆。
 時代に逆行するように、閉鎖的で権威主義的な皇室を目指されてるようです。

 御簾の裏から御言葉を述べ、それを臣下に「拝察」させる。

 そんな時代錯誤の超権威主義的な行為。
 自由と民主主義の国では、あり得ません。
 
 どうやら、今上陛下には、現代自由主義、現代民主主義の価値観はご理解していただけないようです。
 本当に、残念でなりません。

 「拝察」事件

 痛恨でした。

ラベンダー

今日もありがとうございました。

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13 Comments
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ぱん。パン。
ぱん。パン。
1 year ago

ラベンダーさま

いつもラベンダーさまの投稿には納得です。
が、現天皇についての
《聡明》だけは、?です。
独身時代の「ティファニー」や、「留学時代の失態と周りに中1の子のように扱ってとの依頼」「柏原芳恵さんファンを公言しツーショット写真」などのエピソード、聡明な方だとしたら出てこないはず。
相撲好きでも特定の力士を悟らせなかった昭和天皇こそ聡明と思いますが。

なので、今回の記事は過去最大級にスッキリいたしました。

佐藤みら
佐藤みら
1 year ago

東京オリンピックの時も感染拡大を懸念されていると、宮内庁長官が「拝察」していましたよね。
令和はそういう手法で行くとお決めになったかのようですね。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210624/k10013101951000.html

A家がKKの借金問題(を入口とした諸々)の重大さに気づかなかったように、天皇家もやはり今回の事件の重大さがわからなかったのだと思いました。
ある意味、浮世離れしているという意味では同じ皇室、通底するものがありますね。

雅子様が適応障害と発表された時に「皇室の中で1人だけ病むということがあるだろうか?他の女性皇族も苦しいのではないだろうか?」と首を傾げたように、皇室である以上、全員が同じ問題を抱えて生きているのだと改めて思いました。

安倍元首相の銃撃事件が国民に与えた衝撃を、今上が敏感に察することができなかったのは、とても残念であると同時に、それほど菊のカーテンは分厚く、庶民とはかけ離れた世界で生きているのだなと思いました。

今上は愛子天皇はお望みになっていないと、ずっと「拝察」しております(笑)

白玉ぜんざい
白玉ぜんざい
1 year ago

ラベンダー様
「拝察」はちょうど一年前にもありましたね。
私も今回天皇陛下のなにがしかの言葉を待っていたひとりではありますが、少し違います。目に見える形式ではお遣いが出され供花も行われているわけで、それは宮内庁から発表されています。皇室の弔意は安倍家に対して私たちがあずかり知らないかたちで伝えられていると思いますし、皇室に届けられた各国や王室からの弔意にもきちんとした返事がなされているでしょう。(これも拝察!)
事件が起きてすぐに犯行の動機が報道され、その時点で単なるとばっちり殺人ではなかったことも明らかでした。確かに選挙直前ではありましたが、いまだに政治家からは「断固としてテロを許さない」という以外のステートメントは出ていません。
これまで見て見ぬふりをしていたことからのしっぺ返し、というにはあまりに暗い現実を社会は突きつけられています。
少なくとも私が天皇から期待するのは、この先行きの無さと不安に対する国民へのメッセージであり、安部元総理への弔意や謝意ではありません。ただ、少し考えても、あまりに政治色が強く、これは大変な課題だと思います。誕生日の会見だけがご自分の考えを述べる機会、とどこかで読みましたが、3.11.のあとの上皇のメッセージのような形も理論的には可能なわけです。
安部元総理の外での評価が高かった理由のひとつは、体躯の大きさだけではなく、やはりサラブレッドとしての押しの強さ、大きな舞台でのふるまいやタイミングを知っていたという点です。こればかりは語学力とか志とか一夜漬けでは補えません。
国葬に反対というトピックにもお書きになっているように、海外の評価と自国のそれは別にして考えるべきです。
ラベンダーさんが挙げておられる3つのひとつ「国民に説明をする」を、今回の「拝察」についても、なぜそうなのか、と説明していただきたかったと、これはそう思います。ひょっとすると、まだこれから説明があるのかも、と拝察します。長くなりました。

白玉ぜんざい
白玉ぜんざい
1 year ago

ラベンダー様
平成時代の公の弔意は海外向け(9.11とペルーの日本大使館占拠事件、いずれも不特定多数)だけです。王室は別でしょうが。他国向けにはお互い公にするしかないのだと思いますが、国内、特に特定の個人に対しては公の弔意は皇室から出ないのがふつうだと思います。記憶に自信はありませんが、在任中に亡くなった小渕首相にも天皇からの公の弔意はなかったと思います。これも怪しげな記憶ですが、非公式に直接のねぎらいやお悔やみがあったというのは、昭和も含めてちょくちょく読んだように思います。どなたかよくご存じの方に訂正いただければ、ありがたいです。
私自身は、拝察発言は余計というか逆効果だったと感じているひとりです。

オレンジチョコ
オレンジチョコ
1 year ago

ラベンダーさまこんばんは。
天皇陛下アンチ=アキシン、VSと考える人が多い中、客観的な記事を書くことは勇気がいるかと思います。いつもブログありがとうございます。

確かに、天皇陛下からの発信というか説明がほとんどないのは、もどかしく感じることもあります。『長』『リーダー』とするなら、リーダー失格、と思われてもしょうがないかもしれないです。マコムロにも、リーダーとしてガツン!とやってほしいと思った人は多いと思っています。

けど、なんでしょうね、私は信じてます。愛子天皇。根拠はないです。そんなんじゃだめですよね、信じるだけでは弱いかもしれません。こんな人もいるということで…

世の中って、なにか1つのきっかけとかでガラッと変わることもあります。稀ではありますけど、一発逆転!
コツコツ頑張ってれば、いつか…
そう信じたいのは、ホント私だけかもしれませんけどね。

いろんな意見があっていいと思います。ラベンダーさまのブログ好きなので、また見に来ますね。いつもありがとうございます。

マカロン
マカロン
1 year ago

オレンジチョコさん、私も全く根拠なしに愛子様が天皇になると勝手に思っています。ここに書いたらいけないかもですが..動画のコメント欄に書かれていて調べたのですが、橿原神宮ではあの日世界平和祈願祭が11時から行われていました。怖い!と思うと同時に、これから今まで隠されていた事がどんどん炙り出され、どういうルートかわからないけれど女性天皇の道筋が出来るのではないかと思ったのです。

今も様々な事象を受け止めるのが精一杯ですが、今年後半も驚く様な情報が出てくるのを覚悟しないといけないと思っております。

Puzik
Puzik
1 year ago

ラベンダー様、お疲れ様です。
安倍さんの死去で衝撃を受け、その後つまびらかになった安倍、岸家の旧統一教会との繋がりに、言葉にならないほど驚愕しました。犯人はこれを狙ったのですね。相当に考えてると思います。
ただ、これは私が物知らずなだけであって、知ってる方は公然の秘密として、かなり前から知ってたみたいですね。(注:いかなる理由があろうとも、今回の犯人の行いを許すことは出来ません、これは声を大にして申し上げたい)
国葬も案の定、反対意見が噴出しています。個人的意見としては、ご本人も昭恵さんも望んでないんじゃないか、静かに送って差し上げたらいいんじゃないか、そう思います。
天皇陛下の「拝察」の件ですが、今までの皇室の有り様として、こんなものかとは思います。ただ、新しい時代に向けて、天皇陛下がご自分の言葉で語られることがあっても良いのでは?と思います。(もちろん、政治、宗教に大きく踏み入らない配慮は必要だとは思います。)
天皇は不用意に自分の意見を言えないという下地が、とんでも皇族が「皇室のスポークスマン」とか言ってちやほやされる元凶を作ってしまったのではないか。私はそんな気がします。

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