こんにちは、ラベンダーです。
前にも申し上げましたが、
ブログ的にメインの課題は、マコムロ問題、秋篠宮邸問題です。
落ち着いてきたら、できるだけ早く、そちら方面に戻りたいと思いますが、
まず、今やるべきことをやっておこうという感じです。
今日は、「義援金」と「支援金」についてです。
<能登震災関連の記事> 情報は、ほぼ毎日更新してます。
義援金と支援金の違い
災害寄付には、おおまかに「義援金」と「支援金」の2種類があります。
まずは話の前提として、この「義援金」と「支援金」の違いを確認します。
「義援金」
義援金とは、災害などの被害にあった人(被災者)へ直接送られる金銭。
集められた金銭は、すべて被災者に分配されます。
「支援金」
支援金とは災害などの被災地支援に役立ててもらうお金のことです。
自分が応援したい団体や関心がある団体に寄付し、被災地の支援活動に活用されます。
支援金は各団体が決定する目的に使われる。
たとえば、同じ輪島市への寄付であったとしても、
「義援金」であれば、輪島での被災者個人へ分配されるのに対して、
「支援金」であれば、輪島市の復興などの資金として自治体(輪島市)に渡されます。
なので、同じ寄付でも、「義援金」と「支援金」とでは、ぜんぜん性質の違うものです。
どちらが正しいという話ではないです。
「義援金」と「支援金」とでは、性質が異なるので、
内容を理解して寄付しようということ。
どちらへ寄付するか吟味するのは、意味ある話ではないかと。
そう思っているわけです。
ふるさと納税と直接寄付
そこで問題になってくるのが「ふるさと納税」です。
災害支援の「ふるさと納税」の場合、手数料などの中抜きはありません。
100%使われるという意味では、直接寄付と変わりません。
問題は、「義援金」なのか?「支援金」なのか?
「ふるさとチョイス」ホームページより
上記、ホームページでも明記してありますが
「災害の被害を受けた地域の自治体に寄付する」
ので、これは「支援金」です。
だから、「ふるさと納税」と「義援金寄付」とは、このように異なります。
何度もいいますが、どちらが正しいという問題ではないです。
ただ、寄付の性質を正しく理解して欲しいと思います。
「ふるさと納税」= 「支援金」 = 自治体への寄付
「義援金の寄付」= 「義援金」 = 被災者へ分配
これを理解した上で寄付してるのかどうか?
たぶん、多くの方は、深く考えてないと思われます。
「ふるさと納税」の一般化により「義援金」が減少?
ネットからの「ふるさと納税」が一般化したことによって、寄付が迅速に行われているようです。
能登半島地震で被災した地域を支援をしようと、ふるさと納税を利用した寄付の動きが広がっていて、4つの主な仲介サイトを通じた寄付金額は総額で21億円を超えています。
ふるさと納税の仲介サイトでは、今回の地震で大きな被害を受けている地域を支援しようと、特設サイトを設け、ふるさと納税を通じた自治体への支援を呼びかけています。
仲介サイトを手がける4社によりますと、9日午後2時までに、寄付金額は、総額21億円を超えています。
仲介サイトのうち
▽「ふるさとチョイス」には、9日午後2時までに8億2000万円余り
▽「さとふる」には、6億2000万円余り
▽「楽天ふるさと納税」には、5億6000万円余り
それぞれ集まりました。
また、
▽「ふるなび」には、8日までにおよそ1億3000万円の寄付金が集まっているということです。
各仲介サイトの特設ページを通じて集まった寄付金はサイトの利用手数料を支払うことなく、自治体が受け取ることができるということです。
2024年1月9日 NHK
(太字、下線等はラベンダーによる)
9日の段階で総額21億円越えといってますが、
その後、13日現在、それぞれ増加していて、
▽「ふるさとチョイス」8億2000万円余り ⇒ 約11億円
▽「さとふる」6億2000万円余り ⇒ 約8億5000万円
▽「楽天ふるさと納税」5億6000万円余り ⇒ 約9億3000万円
4つの仲介サイトの総額で30億円を超えているものと思われます。
この「ふるさと納税」は「支援金」。自治体に入るお金。
「支援金」が増えることは、悪いことではないですが、
私が危惧してるのは、この「ふるさと納税」の増大によって、
義援金が減るのではないか
ということですね。
つまり
寄付する人がいちいち「義援金」と「支援金」の区別を理解した上で、
「義援金」に1万円、「支援金」に1万円と、別々の2回寄付をしないでしょう。
1回寄付したら、それでお終い
という人が大半だと思います。
つまり、
「ふるさと納税」で十分な寄付した人が、別途、「義援金」の寄付をする可能性は低い。
結局、「ふるさと納税」と義援金の関係。
それは
残念ながら、そういう関係にあると思われます。
これは問題あるんじゃないでしょうか。
ラベンダーの見解
東日本大震災の時は、ふるさと納税の制度は存在してましたが、一般的ではなかった。
だから、多くの寄付が「義援金」へ向かった。
ところが、「ふるさと納税」の一般化によって、
という現象が起こるものと思われます。
「義援金」と「支援金」
どちらが大切かというのは、見解が分かれると思います。
行政にお金を渡せば、それを被災地のために有効に使ってくれるので、「支援金」を重視すべきという見解は、一理あると思います。
しかし、ラベンダーとしては「義援金」が重視されるべきだと思ってます。
やっぱり、被災者の今後の生活が重視されるなら、「義援金」が重視され
各個人が、多額の金銭をもらえるほうがいい。
私は、そう考えてます。
だから、
義援金専門のページを作って必死で告知
してるのですよ。
「義援金」と「支援金」を区別して、両方へ寄付する人は少ないでしょう。
だから、「義援金」を盛り上げて、できるだけ多くの「義援金」を集めたい。
そういう願いをこめて、アナウンスしてます。
「ふるさと納税」は義援金じゃないです。支援金です。
ラベンダーブログの読者の皆様には、重ね重ねお願いしたいです。
「義援金」への寄付をお願いいたします。
少しでも、多くの「義援金」が集まるよう。
今後も頑張っていきたいと思っております。
よろしくお願いいたします。
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ということで
くどいですが、「義援金」と「支援金」を区別して、両方へ寄付する人は少ないでしょう。
今のままでは、「ふるさと納税」に寄付を奪われてしまって、「義援金」が予想外に集まらないという懸念があります。
だから、「義援金」を盛り上げる必要がある。
メディアは、「義援金」と「支援金」が違うことを知っていても、ハッキリとアナウンスしないと思います。
だって、「支援金」は自治体に入るお金ですからね。
それを減らすようなアナウンス(=自治体の収入が減る)するわけないじゃないですか。
「義援金」向かうお金が「支援金」に流れこんでも、知らんぷりですよ、きっと。
ラベンダーは、そう考えてます。
だからこそ私は、「義援金」をアナウンスして、「義援金」を盛り上げようとしてます。
ご協力いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ではまた
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