こんにちは、ラベンダーです。
ご要望がありましたので、月刊テーミス3月号を軽く論評します。
原則月刊テーミスは書店売りしてないので、直接読んだ方は少ないと思いますが、皇室系ユーチューバーの小室圭叩き秋篠宮家叩きのネタ元として毎号のように使われてきたので、ご存じの方も結構いらっしゃると思います。
内容は、真偽不明の情報が多いです。
たとえば
小室圭は勉強をまったくしてないので、NY州の司法試験には絶対に合格できない。
そこで、外務省のサポートにより小室圭は、無試験で弁護士資格の取れるウィスコンシン州のロースクールへの入学を画策してる。
というネタが記事化されましたが、言うまでもなく、このネタに関しては100%デマです。
テーミスは、このような「ただの妄想」も平気で記事化されてますが、的確な記事もあります。
ときどき「オヤ?」というような鋭い話も出てくるので、なかなか侮れないですね。
信ぴょう性があるのかないのか、微妙な雑誌です(笑)
デマも多いけど、なかなか面白い雑誌ですよ。
私も定期購読しちゃってますから(笑)
<関連の記事>
テーミスは天皇家支持ではない
今年の新年一般参賀(1月2日)は能登半島地震の影響で中止になったが、1月11日の「講書始の儀」や同月19日の「歌会始の儀」など、その後の新年に伴う宮殿行事は予定通り行われた。
なかでも今年の歌会始の儀のお題は「和」。天皇陛下は「をちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ」と、全国各地への行幸啓において、出会った国民の笑顔を見る度に白身の心も和む気持ちを詠まれた。コロナ収束により皇室の活動も通常に戻り、国民と触れ合う喜びが伝わってくる御製である。
一方、報道ではあまり指摘されなかったが皇室関係者の注目を集めたのは皇后・雅子さまの次の御歌だ。
「広島をはじめて訪ひて平和への深き念ひを吾子は綴れり」
宮内庁の発表によると、愛子さまが広島県を初訪問された際に、原爆ドームや広島平和記念資料館の展示を見て平和の人切さを肌で感じ、そのときに深めた平和への願いを「卒業文集」に綴られたことを感慨深く思ったことを詠まれたものだという。
歌会始の儀では、読師、講師、発声、講頌という4人の諸役によって、両陛下や召人、一般募集による人選者らの歌が披講(和歌を読み上げて歌うこと)されるが、宮内庁の関係部署さらに宮内記者会には行事前日に披講される和歌一覧が送られてくる。
当時はまだ能登半島地震による死者・行方不明者の数が日に日に増加しているときでもあった。そのため、雅子さまの御歌を見た宮内庁職員や宮内庁担当記者からは、「また愛子さまを詠んだ歌か。呑気なものだ…」という声が漏れたという。
「そもそも、愛子さまが広島を訪問されたのは、中学3先生の修学旅行で、16年5月のことだ。それを今になってわざわざ引っ張ってくるのは違和感があり、また愛子さまは昨年12月で22歳と、もう立派な『成年皇族』だ。『吾子』と自分の娘を推すよりも『国母』としてもっと視野を広げて国民を思う御歌を期待していた関係者は多かった」(宮内庁関係者)
侍従職関係者によると、雅子さまは愛子さまの卒業作文『世界の平和を願って』を非常に気に入られており、現在も皇居・御所に御進講や御夕餐で参殿した政府・国連関係者に「読んでください」とコピーを手渡されているという。
だが、こうした雅子さまの”愛子推し”が皇室関係者の間で懸念されるのは、「宮中祭祀に出席される様子もなく日本国の安寧を祈る気持ちはあるのか」(掌典職関係者)という不信感があるからだ。
月刊テーミス 2024年3月号 (太字、下線等はラベンダーによる)
テーミスは、小室圭叩き・秋篠宮家叩きをたくさんやってましたので、「女性自身」のような天皇家支持の雑誌だと勘違いしてる方もいるようです。
が、かつての東宮バッシングの際に東宮家を批判してたようですし、雅子皇后への批判も多く書かれたようですので、どちらの支持でもない立場。
じゃあ反皇室のリベラル系かと言えば、そうじゃない。
むしろ逆で、保守派的な観点から、当時の東宮家や現在の秋篠宮家を批判しているように見えます。
たまたま小室圭という、皇室の歴史に残る大物(笑)が現れたので、小室圭叩き・秋篠宮家叩きにシフトしてただけで、本質は保守層よりの雑誌だと思います。
なので、いずれ天皇家への批判が来るとは思ってましたが、いよいよ来たかという感じですね。
だから、ユーチューバーのアジケイ氏が「テーミス3月号!皇后雅子さまをディスってる!最低ですね~」というけど、それは認識不足すぎる。
テーミスは、天皇家支持でも愛子天皇推しでもない。
それは、割とハッキリしてると思いますよ。
そして、テーミスをネタ元にして、小室圭叩き・秋篠宮家叩きの動画をたくさん作って金儲けしておきながら、気に入らない話を書かれると悪くいうのは
節操なさすぎですよ。
もっとも、天皇家支持、秋篠宮家支持を問わず、
VS戦争にハマりすぎて、おかしくなった信者の方々は、
気分の良い情報は、ぜんぶ真実
気分の悪い情報は、ぜんぶデマ
という信者脳ですからね。
ユーチューバーさんも信者の一種だと考えれば、信者脳全開になるのも、当然の話なのかもしれませんね。
能登震災は無視して大絶賛キャンペーン
それは能登半島地震が1月1日、まさに「四方拝」「歳旦祭の儀」と祭祀が続くなかで発生したことで、ますます大きくなっているという。
前出の掌典職関係者が指摘する。
「『四方拝』『歳日祭の儀』は陛下だけが執り行う祭祀ではあるものの、雅子さまは『賢所勤労奉仕団』への御会釈にも一度もお出ましにならない。賢所勤労奉仕団は、一般応募者からなる通常の奉仕団とは異なり、代々皇室にお仕えしてきた神社関係者たちだ。つまり、歴史的に皇室と関わりのある家柄である”皇室関係者”だが、全国から無償で集まり泊まり込みで祭祀を支えるため、負担は大きい。せめて御会釈には参加して労う姿勢を見せなければ、こうした懸念は一向に払拭されない」
そんななか、宮内庁は1月22日、3月に大学卒業を控える愛子さまが新年度から「日本赤十字社」へ就職が内定したことを発表した。学習院大学文学部日本語日本文学科に在学中の愛子さまは、「学習院大学大学院か英国留学が濃厚」といわれていただけに、衝撃を持って受け止められたが、宮内庁は公表前にメディアに報じられることに、非常に敏感になっていたという。
「もともと、雅子さまの宮内庁とメディアへの不信が高まったのは、99年12月に懐妊の兆候が発表前に報じられたためだ。その後『流産』が発表されたが、今回も事前に漏れて再び雅子さまが疑心暗鬼になり、ご体調悪化の原因になることは何としても避けたかった。『宮内記者会』としても寝耳に水だったが、宮内庁幹部は複数の記者に『大学院進学が濃厚だ』といった情報をカモフラージュで流していた」(宮内庁担当記者)
愛子さまの採用形態は「嘱託職員」であるため、週2~3日の勤務と見られ、今後は公務にも積極的に取り組まれる方針のようだ。1月下旬、宮内庁のホームページに「愛子内親王殿下のご日程」という欄が新たに追加された。宮内庁ホームページでは、「天皇皇后両陛下のご日程」「秋篠宮家のご日程」欄で、天皇家と秋篠宮家の御公務などを紹介している
が、愛子さまの「特設ページ」が作られたのだ。現在は削除(2月20日時点)されているが、新年度から皇室の御活動が中心になるのだろう。
そんな愛子さまのキャンパスライフはコロナ禍の影響で自粛が続き、通学は大学4年になってからだった。
秋篠宮家や高円宮家など「内廷外皇族」の場合、SP(皇宮警察側衛官)は教室外にいることが多いが、「天皇家の長女」である愛子さまは厳重で、授業中も着席される机の横にSPが立って護衛していたという。
月刊テーミス 2024年3月号 (太字、下線等はラベンダーによる)
テーミスが他の雑誌と違うのは、雅子皇后に対して、祭祀への不参加や賢所勤労奉仕団へのご会釈をしないことを何度も批判してることです。
この批判は、男系男子派というか保守層が、雅子皇后への批判をする定番中の定番。
だから、テーミスは「反権力」と言ってるもののリベラル系ではなく、少なくとも皇室問題については岩盤保守層に近い雑誌ではないかと思ってます。
それはいいとして、愛子さまの件。
時系列をおさらい。
(9月までは、愛子内親王は留学の方向という記事がいくつも書かれた)
9月5日 「英国へ留学か」の記事(女性自身)
9月13日 「皇位継承問題」の自民党内での議論を進める意向を表明
10月2日 赤十字社訪問
10月5日 「留学延期か」の記事(女性自身)
10月30日 自民党内で総裁直属機関の会議体を新設し安定的な皇位継承策を議論すると表明
(2024年)
1月1日 能登地震
1月2日 新年一般参賀を中止
1月11日の「講書始の儀」行う
1月19日の「歌会始の儀」行う
1月22日 愛子内親王の赤十字社への就職内定を宮内庁が発表する
1月26日 第213回通常国会が召集 開会式
表面的にみると、2023年の9月ごろまでは、留学が有力だったのが「皇位継承問題」の進展により、就職へ切り替えた。
そして、通常国会の開幕に合わせて、絶賛キャンペーンをしようと企画した。
とみるのが自然ですが、テーミスによると、
宮内庁幹部は複数の記者に『大学院進学が濃厚だ』といった情報をカモフラージュで流していた」
のだそう。
これが本当だとすれば、事態は深刻ですね。
だって、チーム天皇家は、
ウソ情報を報道させて、周りを騙してた
ということですよ。
何で、ウソ情報流して、カムフラージュする必要があるのですか?
やましいことがあるからでしょう。
時系列を見る限りでは、
チーム天皇家の狙いは、
通常国会直前の大絶賛キャンペーンを成功させたい。
わかりやすく言えば、奇襲攻撃を成功させたいということでしょう。
事前に報道されてると、インパクトに欠きますからね。
秘密にしておいて、1月22日に突然発表して、そのまま大絶賛キャンペーンで盛り上げる。
盛り上がった状態で、通常国会を迎え、自分たちに有利な展開になるのを期待する。
1年くらい前から、それをずっと狙ってたことになりますね。
だからね。
この時系列、もう一度、見てください。
(2024年)
1月1日 能登地震
1月2日 新年一般参賀を中止
1月11日の「講書始の儀」行う
1月19日の「歌会始の儀」行う
1月22日 愛子内親王の赤十字社への就職内定を宮内庁が発表する
1月26日 第213回通常国会が召集 開会式
能登地震の大混乱の中。
テーミスの記事にもあるとおり、「講書始の儀」「歌会始の儀」は行われたわけですよ。
今まで、災害発生により、いろんな行事等を中止・延期してきた皇室ですよ。
たった10日しかたってないのだから、中止もしくは延期にするでしょう。
でも、何事もなく、普通に「講書始の儀」「歌会始の儀」は行われた。
なぜか?
それは、「講書始の儀」「歌会始の儀」を中止・延期にしてしまうと、
その後の愛子内親王の赤十字社への就職内定を発表できなくなる。
自粛ムードになりますから、
もちろん大絶賛キャンペーンもできません。
だから、あえて能登震災は無視して、平常運転したわけですよ。
自粛ムードでは、困る。
お祝いムード、大絶賛モードにしないといけませんからね。
「講書始の儀」「歌会始の儀」を震災などなかったかのように普通に行い。
その後、就職内定の大絶賛キャンペーンへ移行したわけです。
だから、雅子皇后が愛子さまを詠まれたのは、頭の中がこの大絶賛キャンペーンの件でいっぱいだったからかもしれませんね。
正直な方のようですから、心情がそのまま出てしまったとも考えられます。
愛子内親王家の設立?
学習院関係者は「学業は極めて優秀でそもそも東大、早慶に行くような優秀な学生かいない学習院では場違いな感じだ。だが勉強をしない学生にも気さくに接し、また卒論指導以外でも熱心に教授の下に相談に行っている姿が印象的だった」と語る。
今後、御公務が増えれば、「愛子天皇待望論」が一層盛り上がりを見せることは間違いない。なかでも注目は、毎年5月に開催される「全国赤十字大会」だ。雅子さまは日赤の「名誉総裁」を務められているため、愛子さまが裏方として行事成功へと導く役割を担う可能性も高い。
一方、長年皇室取材を担当するある週刊誌記者は「昔は遅刻や不登校など問題だらけだった愛子さまも良い話ばかりで悪い話は一つも出てこなかった。あくまで個人的な感触に過ぎないが、雅子さまは愛子さまなしではやっていけないため、生涯皇族として雅子さまを支える決意を固められているのではないか」と語る。
今国会で議論される「安定的皇位継承策」を巡っては、「女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する」いわゆる「女性宮家創設」も議論の対象だ。
「すでに愛子さまが御結婚した後も雅子さまとご一緒にいられる方策が宮内庁内で浮上している。それが昭和天皇、香淳皇后のお住まいだった『吹上大宮御所』に愛子さまが結婚後に居住される案だ。吹上大宮御所は、両陛下がお住まいの御所と同じく、皇居の吹上地区内にあるが、老朽化が激しいため、早晩取り壊しが必要になる。そのタイミングで”愛子内親王家”の御住居として新築するという方策だ」(皇室関係者)
安定的皇位継承策を巡る議論次第では大胆な「皇室改革」が行われることになりそうだ。
月刊テーミス 2024年3月号 (太字、下線等はラベンダーによる)
テーミスの考えをまとめると、
1.雅子皇后は愛子さまを必要としている
2.だから、愛子さまを皇室に留めておきたい
3.そこで、女性宮家の設立の方向へ動いてる
こんな感じでしょうか。
愛子内親王家の設立
まあ、これはこれで、ひとつの説としてはありうるとは思います。
いったい
天皇皇后両陛下は、どこまで希望されてるのか。
愛子内親王家の設立がゴールなのか?
それとも愛子天皇がゴールなのか?
さすがに、それはわかりようがありません。
ただ、個人的に思うのは、愛子天皇までは狙ってないのはないかと思います。
お誕生日会見で、悠仁親王へのコメントもありましたから、男系男子派への配慮があると解釈するほうが自然です。
両陛下のお気持ちとしては、愛子内親王家くらいが落としどころではないかと、そういう判断があるようには思ってます。
あくまで、私見ですけどね。
ただし!
じゃあ、両陛下が愛子天皇までは狙ってないと仮定して、今回の一連の動きを見た岩盤保守層(男系男子派)が、甘い解釈をしてくれるかというと、それは無理だと思います。
秋篠宮家へのバッシングは放置したまま、自分たちは大絶賛キャンペーンを仕掛ける。
相手から見れば、敵対する気はないというのは、無理があると思いますよ。
また、テーミスも言ってますが
今後、御公務が増えれば、「愛子天皇待望論」が一層盛り上がりを見せることは間違いない。
という展開を最大限に警戒するでしょう。
敵対モードに入って、分断が加速すると思いますよ。
仮に両陛下が、愛子内親王家くらいが落としどころと考えていたとしても、それすら潰しに来るかもしれません。
だから、
両陛下に分断戦争の意図があろうとなかろうと、こんなキャンペーンをやると、分断戦争になる。
避けようもないでしょう。
両家ともに支持者も多いし、利害関係者が多く存在するようですので、どうにもなりません。
で、このテーミスの記事は、岩盤保守層(男系男子派)寄りなので、これが男系男子側反撃の狼煙なのかもしれませんね。
いよいよ本格的な
皇室分断戦争の時代
になったと思います。
ということで
個人的に思うのは、
1.両陛下に分断戦争を過熱させる意図はない
2.しかし、チーム天皇家が大キャンペーンをやりすぎる
3.分断戦争が本格化し、やがてコントロールできなくなる
そんな展開ですね。
今回の大絶賛キャンペーンや秋篠宮家の大バッシング。
天皇家にしても秋篠宮家にしても実務的に動いているのは取り巻き(利害関係者)ですから、両陛下・両殿下の意思とは関係なく、あらぬ方向へ事態が動いているように思われます。
天皇皇族の方々に問題があるというよりは、取り巻きに問題がある。
証拠がある話ではないですが、私個人としては、そう思ってます。
分断戦争を望まなくても、分断戦争をさせられる
それは、いったいなぜなんだろうか?
利害関係者の悪意を感じずにはいられない。
と思ったりはしますね。
とりあえず、女性・女系天皇の話は、今国会でも無視されて終わりですが、
女性宮家の問題(女性皇族の生涯皇族化)がどうなるか?
皇室的には大きな問題ですが、真剣に取り組むとしても予算案が国会を通った後の話ですから、これからが本番です。
どうなるかは、何とも言えないでしょう。
注視しましょう。
3月は、あまり更新できませんが、大きな動きには対応したいと思います。
また、「いいね」ください(笑)
ではまた
本当にどうなるのでしょう。
いくらキャンペーンをしたところで、愛子さまは天皇にはなりません。
次代は秋篠宮殿下で、次々代は悠仁さまです。
天皇家VS秋篠宮家の分断って、個人的には平民の〝推し活〟なのかと感じます(笑)。
今上天皇が即位なさるときも、反対運動が起こりましたよね。
廃太子して、秋篠宮殿下を天皇に…と。
ご本人がどんなにボンクラであったとしても、よほどの身体的事情がなければ、
皇太子がそのまま天皇になることは当たり前なのに…です。
それを受け入れられない故、皆さん、いろいろと正論風のことを述べていましたね。
天皇家の血が入っていないとか、何とか、かんとか(笑)
それと同じことが、今、秋篠宮家への誹謗中傷につながっているのではないかと思います。
でもまあ、よく皆さん、菊のカーテンの奥の事情をご存じなものだと驚いています。
ラベンダーさまの分析は、とても参考になり、安心して読んでいられます。
どうぞご自分のペースで、これからも更新していただければ幸いに存じます。