こんにちは、ラベンダーです。
今回は、能登半島地震と熊本地震の比較をやります。
最終的にどうなるかは予想できませんが、
条件を同じにするために、発災より6か月時のデータを比べます。
言いたいことは多々ございますが(苦笑)
皆様のご自由に議論される資料として、
今回は論評なしで、生のデータをお示しするだけにします。
(能登半島地震<石川県>2024年7月1日のデータ、一部は3日のデータ)(発災日2024年1月1日)
(熊本地震<熊本県>2016年10月14日のデータ)(発災日2016年4月14日と16日)
特に、断りがなければ、すべて上記、発災後6か月経過時のデータを比較しております。
<前回の記事>
国の財政支援
4月20日 予備費の使用約23億円
5月13日 住宅の確保や生活再建支援金の支給など被災者支援に要する経費(約780 億円)被災者の方々の事業再建、道路・施設等のインフラ復旧やがれき処理等を迅速に進めていくための備えとして「熊本地震復旧等予備費」(約7,000 億円)、合計約7,780 億円の補正予算を閣議決定
10月11日 平成 28 年度第2次補正予算成立(うち、熊本地震からの復旧・復興に係る経費約 4,139 億円)
合計 約1兆491億円(全部は使われず、予算が少し余った)
1月9日 予備費の使用約47億円
1月26日 予備費の使用(約1,553 億円)を閣議決定
3月1日 予備費の使用(約1,167 億円)を閣議決定
4月23日 予備費の使用(約1,389億円)を閣議決定
6月28日 予備費の使用(約1,396 億円)を閣議決定
合計 約5552億円
死者・負傷者
<死者>(発災後6か月時、以下同じ)
<負傷者>
建物被害
(発災後6か月時)
公共土木施設の被害査定金額
熊本 = 被害総額約2806億円
能登 = 被害額7922億円(査定20%完了時)
(コメント)査定20%段階で7922億円なので、被害総額は驚愕の金額になりそうです。
避難所
<避難所での避難者>(発災後6か月時)
<発災6か月時、避難所数と避難所にいる避難者>
東日本大震災(岩手・宮城・福島3県合計) 112か所・2468人
阪神淡路大震災 332か所・17589人
中越地震 0人 全避難所廃止
仮設住宅
(発災後6か月時)
公費解体
<公費解体完了数>
(注)熊本地震発災6か月時の正確な公費解体数を見つけられなかったので、環境庁が公表したグラフより大まかに推定しました。
とりあえず、今日はここまでで。
まだ、追加すべき情報があると思いますので、加筆する予定です。
何度も繰り返しますが、発災後6か月経過時のデータを比較しております。
熊本地震の死者が、最終的に関連死も含め270人を超えたのは、もちろん承知してますが、
発災6か月時には、この程度(110人)だったということです。
能登も、最終的には、今より100人以上増えるかもしれません。
現在の数字は、あくまで発災後6か月経過時のデータにすぎないということです。
ですが、
この記事はあくまでデータ提示に徹しておりますので、評価は別の記事でいたします。
よろしくお願いいたします。
<追記>
能登半島地震情報ページを新設しました。
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ではまた
今晩は
いつもわかりやすい記事ありがとうございます。
能登の予算の閣議決定はおそすぎます。熊本はひと月もたたないうちに、ドンと決めているのに、能登はチョコチョコ何回も閣議決定していて、5回に分けてお金出されると計画というものが、具体的にたてれないし、動けないでしょうに。この半年、裏金問題のことしか考えてなかったのでしょうか。きっと避難所は熱中症の方々が出てくるのではと心配です。
2次被害が出ないことを祈るしかないです。政治に皇室に大企業、最近不正があぶりだされています。日本って後進国まっしぐらですね。希望が見えません。
ふくろうさん こんにちは
たぶん、最初は被害状況がはっきりしないから予備費対応にしたとは思いますが、
現状、だいたいハッキリしてるのに、予備費対応を変えないというのは、
過疎地を全部復興させるのは無理
と思っているからでしょう。
これから、どこまでカネを出しどこまでを切り捨てるか、線引きが始めると予想されます。
状況は厳しいと思われます。
能登とは関係なく、いろんな意味で日本国の凋落を象徴する話は多いですね、昨今。
またよろしくお願いいたします。