
こんにちは、ラベンダーです。
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これだけ、無秩序に災害がやってくると、明日は我が身ということもあります。
くれぐれも、お気をつけくださいませ。
さて、
今日は、超久しぶりに海外の王室ネタ。
もともとイギリス王室ウォッチャーであったラベンダーですが、最近は、すっかり忘れてしまって(涙)最新情報についていけません。
落ち着いたら、海外ネタも復活させてみたいと思います。
な、感じですが、今日は海外ネタの雑談を
<参考記事>


リヒテンシュタイン公国が絶対長子相続制に移行
ヨーロッパの王室で、唯一、女性の王位(君主)継承ができなかったのがリヒテンシュタイン公国。
人口は約4万人で、面積は160.5k㎡(小豆島と同じくらい)。
東はオーストリア、西はスイスと国境を接している。
リヒテンシュタイン公国はこれまでヨーロッパで唯一、男系長子相続制を採用。
つまり女性は君主になれず、長男、次男の順で継承権が与えられていた。
ところが、
リヒテンシュタイン公国の建国記念日である8月15日に、公室が記念日に声明を発表、絶対長子相続制に移行することを明らかにした。
この絶対長子相続制は、君主制を採用しているヨーロッパの国々で主流になっていて、
第1子が女子、第2子が男子だった場合も、第1子の女子が王位を継承するという単純なもの。
今回の変更で女性に継承権が与えられただけでなく、性別に関係なく生まれた順番で君主を継承することになりました。
「国民の皆さん、継続性と革新性を両立させることは、公室が大切にしている原則です。何世紀にもわたる歴史の中で、私たちは長期的な視点と慎重な検討に基づいた意思決定に基づいて大きな恩恵を受けてきました」とコメント。
女性の継承権を認めることが時代に即していること、それが公室と国にとってプラスになることを表明した。
「この決定は議会内で数十年にわたって議論されてきたものです」とコメント、先週行われた議会内の投票で「投票権を持つ議員の3分の2の賛成票を得て」法改正に至ったと説明している。
2026年8月16日 ELLE
自由と民主主義の価値観を有する国民主権の国。
男女平等は、国の基本であり、あらゆる点において尊重されるべき。
そういう国が集まっているヨーロッパでは、当然の原理として王位(君主)の男女同権が実現してきました。
ヨーロッパ各王室の王位継承資格
現在のヨーロッパ各王室の王位(君主)継承資格について。
おおまかには、
1.男性のみが王位(君主)につく
2.女性も可能だが、男子を女子に優先させる
3.男子と女子を区別しないで同等に認める
の3種類があって、
今回、リヒテンシュタイン公国が絶対長子相続制を採用したことにより、
以下のようになりました。
1.男性のみが王位(君主)につく ⇒ なし
2.女性も可能だが、男子を女子に優先させる ⇒ スペイン・モナコ
3.男子と女子を区別しないで同等に認める(絶対長子相続制)
イギリス・オランダ・ベルギー・スウェーデン・デンマーク・ノルウェー・ルクセンブルク
サウジアラビアとかカタールといったイスラム圏の王国。
国王が政治的権力を有する独裁的な王国。
については、男子のみの継承権の国だらけです。
つまり、王位(君主)継承資格から見ると、
日本皇室は、ヨーロッパのような自由と民主主義を基盤とする国には遠く、
国王が絶大な権力をにぎるアラブの王室に近いということですね。
これは問題あるでしょう。
高市さんは、憲法は「国のありよう」を記載したものだとする珍説を唱えてます。
さらに現憲法には不満らしく、改正に意欲を示している。
ということは、
日本国は、自由と民主主義の国ではなく、アラブの王室に近いという認識なのでしょうか。
高市さんを始めとする日本会議議員は、象徴天皇制に不満なのかもしれません。
まあ、それはそれとして、簡単に各国王室の状況を見てみましょう。
(以下、参考文献*諸外国の王位継承制度 山田邦夫)
デンマーク王室
1953年 「男子のみ ⇒ 兄弟姉妹間で男子優先」へ変更
2009年 「兄弟姉妹間で男子優先 ⇒ 長子優先」へ変更
以前の王位継承法は継承権者を男子に限っていた。
ところが、先々代の国王・フレデリック9世の子は女子3人で男子がいなかったが、国王に弟がいました。
今の日本国の今上陛下・愛子内親王・秋篠宮殿下の関係性と同じような状況。
このときデンマークは、弟への王位継承ではなく、
国民投票で女性にも継承資格が認められることになりました。
これにより、長女であるマルグレーテ王女が第一王位継承権者となり
1972年1月、父王の死去により王位を継承し、マルグレーテ女王となった。
この時は「兄弟姉妹間では男子優先」でしたが、2009年に「長子優先」としました。
マルグレーテ女王は2024年、現在のフレデリック国王に王位を譲り、次はクリスチャン王子になります。


スウェーデン王室
1979年 「男子のみ ⇒ 長子優先」へ変更
王位継承法は、1810年に制定されたものであり、王位継承権は男子に限られていた。
カール16世グスタフ王の長女ヴィクトリア王女が1977年に誕生した後、1979年に王位継承法が改正され(1980年に施行)、女子の王位継承が認められた。
<1979年の王位継承法改正の政府による提案の趣旨>
統治法典が男女に平等の権利を保障しており、王位継承においても男女平等制を導入すべき。
国の基本法が男女平等なのだから、皇位継承においても男女平等制を導入すべき、というのは当然の話ですね。
余談ですが、
現在の夫、ダニエル王子はヴィクトリア王太子の元・担当トレーナー。
1996年ごろから摂食障害に苦しんでいたヴィクトリア王太子が身体を鍛えるために通い始めたジムで出逢いました。
しかし、交際を知った父のカール16世グスタフ国王は猛反対。メディアからも揶揄されたりと、ふたりにとって苦しい時期が続きました。
その後、「王室の一員となるにふさわしいマナーをすべてマスターしたら結婚を認める」という国王の提案を受け、ダニエル王子はスウェーデンの歴史や公務、外国語の学習など、あらゆる分野をなんと7~8年もの間、コツコツと努力を重ねてマスターし、遂に許しを得たそうです。
(以上、2025年7月8日ヴァンサンカン記事より)
いい話ですね。
なお、ヴィクトリア王女の次は、その娘エステル王女が継承者となり、女王が続くことになります。


ノルウェー王室
1990年 「男子のみ ⇒ 長子優先」へ変更
ノルウェーにおいては従来、憲法上、王位は直系男子のみに継承されると定められていたが、王位継承についても男女平等は適用されるべきとして、1990年憲法が改正され、男女区別なく第一子に王位継承権が与えられることとなった。
ただし、この規定はこの改正以降に生まれた者に適用された。
なので、現在の王であるハラルド5世王(1991年即位) に長女マルタ・ルイーセ王女(1971年生) がいるが、長男ホーコン・マグヌス王太子(1973年生) が王位継承順位第1位であることは変わらない。
法の不遡及原則を尊重するのは、民主主義国では当然だから。
マルタ・ルイーセ王女は、「天使と意思疎通ができる」と主張するなどのスピリチュアルな活動や自称霊媒師のデュレク・ベレット氏との結婚により度々世論をお騒がせしてますが、そのことで王位継承順位が低い(第4位)わけではない。
あくまで、法の不遡及原則の趣旨によるもの。
あと、2001年8月、ホーコン・マグヌス王太子は4歳の男の子をもつシングルマザーと結婚したことで話題を集めました。(これはポジティブな話です、念のため)
もちろん、その連れ子に王位継承権はありませんが、ふたりの間に生まれた長女イングリッド・アレクサンドラ王女(2004年生)が、現在、皇太子につぐ王位継承権者となっています。


オランダ王室
1983年 「男子優先 ⇒ 長子優先」へ変更
オランダにおいて従来の男子優先の原則は、1983年の憲法改正により削除され、継承権において男女は平等になった。
現在は、初代国王であるウィレム1世王の嫡出の子孫に、男女の区別なく年長者優先で王位継承される。
なお、オランダの現在の国王は、男性(ウィレム=アレクサンダー)ですが、近年は、女王が続いております。
ウィルヘルミナ女王:在位1890年〜1948年。第二次世界大戦中、国を支えた女王。
ユリアナ女王:在位1948年〜1980年。
ベアトリクス女王:在位1980年〜2013年。
現在 ウィレム=アレクサンダー国王
次は、日本の愛子内親王殿下とは幼少期に交流があり、世代の近い王族として知られているアマリア王女(22)が女王となる。


ベルギー王室
1991年 「男子のみ ⇒ 長子優先」へ変更
ベルギーも1991年、男子だけだった継承を男女平等の観点から「長子優先」に変えました。
憲法改正案の審議の際、マルテンス首相は、継承のルールを社会の発展と男女の平等を保障する国際法に適応させることが憲法改正の目的であると述べた。
それにより、現在ベルギーにおいては、
初代レオポルド1世王の嫡出の子孫に、男女の区別なく年長者優先で王位継承される。
今のフィリップ国王の次は、エリザベート王女。
エリザベート王女は、ベルギー王立陸軍士官学校を経て2023年9月陸・海・空軍少尉に任官。
その後、英国オックスフォード大学(歴史と政治学)を卒業後、米ハーバード大学ケネディ・スクールで公共政策の修士号を取得した文武両道の才媛。
そんなエリザベート王女は、ベルギー史上初の女性君主になります。


イギリス王室
2013年 「兄弟姉妹間で男子優先 ⇒ 長子優先」へ変更
女王は昔から認められてましたが、かつては「兄弟姉妹間で男子優先」でした。
が、ダイアナ元妃の事故死で起こった王室批判を受け、ウィリアム皇太子の妻、キャサリン妃の最初の出産を前に「長子優先」になりました。
王位は王の直系の子孫に、性別によらないで、長子相続および代襲相続の順序にしたがい継承される。
直系の子孫がいない場合には、王位は最も近い傍系に継承される。
あくまで直系重視ということ。
ただし、王位継承順序の決定方法の変更が既存の王族の王位継承順位に影響を及ぼさないよう、2011年10月28日以降に生まれた者を新法の対象としている。
法の不遡及原則を尊重するのは、民主主義国では当然だから。
イギリスは次の国王がウィリアム王太子で、その次が長男ジョージ王子になります。


スペイン王室
1978年 兄弟姉妹間で男子優先(長子優先の議論あり)
スペインにおける王位継承方法は1978年の憲法に規定されている。
それによれば、王位継承は長子相続および代襲相続の正規の順序に従う。
ただし、同親等内では男子が女子に優先する。
スペインは今も、「兄弟姉妹間で男子優先」ですが、国王夫妻の子どもは王女2人ですので、長女が継承者です。
次の女王はレオノール王女。
日本のように、養子縁組でどこからか男子を調達してくるという、気持ち悪いことを考える余地ありません。


ヨーロッパ各王室の王位継承状況
ということを踏まえて、
最近のヨーロッパ各王室の王位継承状況は以下のとおり。


たまたま、現在は男性国王ばかりですが、ヨーロッパでは女王が当たり前。
前の代は、オランダのベアトリックス女王、デンマークのマルグレーテ女王、イギリスのエリザベス女王と、3か国が女王でした。
愛子さま世代である次世代は、スウェーデン、オランダ、ベルギー、スペインの4か国の王女が「皇太子」になって、次世代の女王となります。
スウェーデンのヴィクトリア王女(49)、続いて先日両陛下が交流されたオランダのアマリア王女(22)、両陛下を空港でお出迎えしたベルギーのエリザベート王女(24)、さらにスペインのレオノール王女(20)です。
さらに“次の次の代”も、スウェーデンがヴィクトリア王女の長女で14歳のエステル王女、ノルウェーがホーコン皇太子の長女のアレクサンドラ王女(22)が女王になります。
ぞくぞくと女王が誕生。
「女王」てんこ盛り状態(笑)。
さてさて、
見ての通り、
自由と民主主義の国では「女王」当たり前。
普通過ぎて、みんな賛成。
自由と民主主義の国では「女王」当たり前。
しかし、日本国の高市政権。
男系継承が途切れると、日本終了とかいってる宗教右翼や日本会議の人たち。
あくまで男系男子に固執。
ということは、
その人たちにとって、日本国は、自由と民主主義の国ではないのですよ。
たまたまアメリカから押し付けられた憲法により自由や人権が与えられただけであって、
戦前の大日本帝国憲法が日本国の理想である。
本来あるべき姿は、神の子孫である天皇を中心とした全体主義・国家主義の国。
宗教右翼や日本会議
そういう人たちが、ずっとそう思っているらしいです。
そして旧統一教会のように、政治家と深く癒着して権力を握っているので、
日本国は、普通の自由と民主主義国には、なかなかならない。
困ったものです。
それどころか、日本会議の代理人政権である高市政権。
戦前回帰を志向する法律を次々と通し、
最終的には日本国憲法を改悪しようとしてます。
連中にとっては、戦前の大日本帝国憲法が日本国の理想だから。
日本国憲法が邪魔なんですよ。
そう、
皇位継承問題は、誰が天皇になるかという、小さな問題じゃありません。
「自由と民主主義」なのか「国家のために個人が犠牲になる全体主義」なのか
国にありように関わる重要なこと
そういう認識が必要だと思います。
意外と重要なんですよ。


ということで
自由と民主主義の国ではなく、戦前回帰しようとする勢力。
自由や人権を尊重する国から、国のために個人の自由や人権が制約される全体主義の国へ、
変えようと運動を続けているのが「日本会議」。
その「日本会議」メンバーが、現在の政権を動かしてます。
皇室典範改正、国旗損壊罪創設は、全体主義国家復活の第一歩にすぎない。
油断せず、注視していかないと、取り返しのつかないことになるかもしれません。
いずれにせよ、ヨーロッパの民主主義の国と王室の調和状態がうらやましい限りです。
また、よろしくお願いいたします。



ではまた

