こんにちは、ラベンダーです。
最近、皇室はあまり見てないですが、両陛下のイギリス国賓訪問はチェックしてます。
私はもともとイギリス王室ウォッチャーですからね。
サボリがちですが、今も現役ウォッチャーのつもりです。
皇室には興味なくしてますが、イギリス王室については書かないといけません。
なので速報的に、全体的なイギリス訪問の振り返りを書きます。
なお、両陛下の訪問は、6月22日から28日までですが、
いわゆる国賓訪問(State Visit)は25日から27日午前までで、それ以外は一般公務となっております。
国賓訪問とは?
今回、天皇皇后両陛下は、イギリスを国賓訪問(State Visit)されてます。
ただの親善訪問ではありません。
特別な訪問。
国賓訪問とは?
外国の君主、大統領、首相が、外務英連邦省の助言により国王を訪問するよう招待されるもの。
ですが、
誰でも可能ではなく、
それが国賓訪問(State Visit)です。
日本では、天皇皇后両陛下だけ可能な特別訪問ということです。
故エリザベス2世女王が、即位後すぐに徳仁天皇陛下を招待していたのですが、コロナで延期になったため、改めてチャールズ国王が今回の国賓訪問招待したということです。
なお、チャールズ国王になってから、イギリスへ迎える国賓訪問は、南アフリカ共和国大統領、韓国大統領夫妻に続いて、今回の両陛下の訪問が3例目になるそうです。
で、国賓訪問では通常いくつかの定例行事が行われてます。
1.国王と他の王室メンバーが訪問者を儀式的な歓迎で迎える。これは通常、ホース ガーズ パレードで行われる。
2.訪問一行は儀仗兵の視察に招待され、その後近衛騎兵隊の多数の騎馬兵が護衛する馬車行列で宮殿に戻る。 歓迎にはグリーンパークとロンドン塔からの祝砲が伴う。
3.通常、訪問者は到着日の夕方にバッキンガム宮殿の宴会場で開催される非常に盛大な公式行事である晩餐会に招待される。 通常、ホスト国との文化的、外交的、経済的つながりに基づいて約 150 人のゲストが招待される。
4.その国のテーマに沿ったロイヤル コレクションの展示および鑑賞
(UKロイヤル公式ページより)
今回の天皇皇后両陛下の国賓訪問も、この定例行事が一通りこなされました。
(22日)イギリス公式訪問へ出発
天皇皇后両陛下は、6月22日に日本を出発され、
同日、ロンドン・スタンステッド空港に到着されました。
<公式訪問へ出発>
イギリス公式訪問に向かう天皇皇后両陛下は、22日午前、皇居を出発されました。 天皇の国賓としてのイギリス公式訪問は、1971(昭和46)年の昭和天皇、1998(平成10)年の上皇さまについで3回目です。
羽田空港では見送りの秋篠宮ご夫妻とにこやかに会話を交わしたあと、政府専用機に乗り込み、午前11時ごろ、ロンドンに向けて出発されました。
(以下略)
日テレNEWS 2024年6月22日
<ロンドン・スタンステッド空港に到着>
イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下は日本時間の午前2時ごろ、ロンドン郊外の空港に到着されました。
両陛下は現地時間の22日午後6時ごろ、日本時間の午前2時ごろ、イギリスのロンドン郊外にあるスタンステッド空港に到着されました。
政府専用機から降りた両陛下はチャールズ国王の側近らの出迎えを受け、握手を交わされました。
(以下略)
TBS NEWS DIG 2024年6月23日
(23日)
23日はジャパン・ハウス・ロンドンのご訪問や、在留邦人代表や日本にゆかりのある英国人と面会されました。
ジャパン・ハウス・ロンドン訪問
公式訪問2日目の現地時間23日午後2時過ぎ、天皇陛下は、最初の視察先として、ロンドン市内の「ジャパン・ハウス」を訪問されました。
日本文化の魅力を発信する拠点で、伝統的な工芸品や日用品などを集めたショップでは、石川県の輪島塗や和ろうそくなども扱われ、陛下は、「たくさんの品々がありますね」と感心されていました。
また世界で活躍する日本人クリエーターが選んだ日本固有のデザインの展示など、およそ30分ご覧になりました。
(以下略)
日テレNEWS 2024年6月24日
在英の邦人財界人らと面会
イギリスを国賓として訪問中の天皇陛下は23日、現地に滞在する日本人らと滞在先のホテルで面会されました。面会されたのは現地の商工会議所会頭などの財界人や、名門ロイヤル・バレエ団で主役級のプリンシパルとして活躍するダンサー平野亮一さんらです。
陛下が財界人に「ブレグジット(欧州連合離脱)で影響はありましたか?」と尋ねられると財界人は「いろいろビジネスが難しくなると思ったがロンドンに人や物、カネが集まる構図は変わらなかった」などと答えていました。
その後、ゆかりのイギリス人が宿舎を訪れ、陛下のイギリス留学記「テムズとともに」の英訳版に携わった人たちやオックスフォード大学の関係者に対して陛下はひとりひとりに握手をされていました。
(以下略)
テレ東BIZ 2024年6月24日
(24日)
テムズバリア視察
イギリスを訪問中の天皇陛下は、テムズ川の氾濫から市民を守る開閉式の水門『テムズバリア』を視察されました。 水門の上部で、仕組みの説明を受けられています。
テムズ川は、陛下にとって縁深き場所。“原点”ともいえる場所です。 首都ロンドンと東西の都市を結ぶイギリスを象徴する河川。
特に近代史、産業革命の黎明期には、石炭の運搬を支えたのが、このテムズ川の水運でした。そのメカニズムや歴史的意義に魅入られ、陛下は、この分野の研究に打ち込んでいきます。例えば、自身の足で、イフリー・ロックの水門を見にこられたそうです。
(以下略)
テレ朝news 2024年6月25日
日英友好団体主催の歓迎レセプション
イギリスを訪問している天皇陛下が、日本とイギリスの友好団体が主催した歓迎レセプションであいさつされました。
24日午後3時半ごろ、天皇陛下は、歓迎レセプションが行われるロンドン市内のホテルに到着し、関係者の出迎えを受けられました。
イギリスで暮らす日本人をサポートする日本協会など5つの友好団体が共催したレセプションには、およそ400人が出席し、天皇皇后両陛下のイギリスご訪問を歓迎しました。
天皇陛下 「本日の集まりを通じて、日本と英国との友好親善と協力関係のさらなる発展につながることを願います」 その後、天皇陛下は、テーブルを回って出席者と懇談し、「日本とイギリスに関心を持つ方々の熱気を感じました」と感想を述べられたということです。
テレ朝news 2024年6月25日
(25日)国賓訪問開始
25日からは、国賓訪問。
天皇皇后両陛下の宿泊先に、ウィリアム王太子がチャールズ国王の代理として、お出迎えにあがられました。
ウィリアム王太子のお出迎え
イギリスを訪問中の天皇皇后両陛下は、滞在4日目、国賓としての歓迎行事に臨まれます。ウィリアム皇太子が、宿泊先のホテルに両陛下を迎えに来ました。一緒に歓迎式典会場に向かわれました。
日テレNEWS 2024年6月25日
歓迎式典
イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下は、日本時間25日夜、国賓として歓迎式典に臨まれました。その後、両陛下は馬車でパレードされ、ロンドンの街は歓迎ムードに包まれました。
日テレNEWS 2024年6月25日
<歓迎式典の詳細>
式典の全部は、以下のロイヤルファミリーチャンネル公式で。
全部見るのは長いですが、両陛下が到着するのは動画で約1時間後ですので、そこまで飛ばして見れば30分程度で全部見れます。
昼食会で天皇陛下にガーター勲章が贈られる
この後、歓迎の昼食会が行われ(非公開)。
その際に、天皇陛下にチャールズ国王からガーター勲章が贈られた。
(前略)
イギリス王室によりますと、ガーター勲章は1348年、当時のイングランド国王、エドワード3世がアーサー王伝説の「円卓の騎士」にならって創設した、イギリスで最も歴史がある勲章です。
勲章の授与には騎士団の一員に加えるという意味があり、勲章には騎士団のモットーである「悪意を抱く者に災いあれ」という文字が中世フランス語で書かれています。
受章者は君主がみずから選び、イギリス王室のメンバー、大きな功績が認められたイギリス国籍の保持者、そして外国の君主など、3つに分類されます。
このうちイギリス国籍の保持者としては、これまでチャーチル元首相やサッチャー元首相などが受章し、現在はメージャー元首相やブレア元首相などが名前を連ねています。
また、外国籍では現在ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、オランダ、スペイン、そして日本の6か国の合わせて8人の君主などが受章しています。
原則としてキリスト教国の君主などが対象ですが、日本は日英同盟の締結をきっかけに1906年、明治天皇が初めて受章したあと、1912年に大正天皇が、1929年に昭和天皇が受章しました。
このうち昭和天皇は第2次世界大戦を理由に1941年に受章を剥奪され、その後、1971年のイギリス訪問の際に回復されました。
また、上皇さまは在位中の1998年に受章されました。
この際、当時のエリザベス女王の夫、フィリップ殿下が第2次世界大戦で日本軍の捕虜になった元兵士などの反対を背景に難色を示したと報じられ、フィリップ殿下がみずからそうした報道を否定する声明を出す事態となりました。
ロンドン郊外のウィンザー城では毎年6月、敷地内のセントジョージ礼拝堂でガーター勲章の受章者による式典が行われ、受章者は勲章をつけ、マントを羽織った正装姿で音楽隊や衛兵とともに礼拝堂まで行進します。
(以下略)
2024年6月25日 NHK
バッキンガム宮殿でロイヤルコレクションの日本のアイテムの鑑賞
昼食会の後、バッキンガム宮殿の絵画館でロイヤルコレクションの日本に関する品々を集めた特別展を鑑賞
その中には、天皇陛下が30年以上前にお書きになった、ご自身の著書(The Thames and I)も置かれていました。
天皇皇后両陛下は、バッキンガム宮殿内で国王、女王、その他の王室上級メンバーとともにロイヤルコレクションの一部である日本の品物を鑑賞された。
ロイヤルファミリーチャンネル 2024年6月25日
ウェストミンスター寺院の『無名戦士の墓』に供花
ここで、いったんバッキンガム宮殿からウェストミンスター寺院へ移動し、第1次世界大戦で亡くなった『無名戦士の墓』に花を手向けられました。
「第1次世界大戦」がポイント。
第2次世界大戦関連施設を訪れるのは、日英は敵国だったので、いろんなハレーションが起こりえます。
でも、第1次世界大戦では、日英は同じ連合国でしたからね。
問題は起こらない。
無難な選択をしたということでしょう。
イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下が昼食会を終え、車でバッキンガム宮殿を出発されました。
2時間ほど前に、馬車でバッキンガム宮殿に入られ、公式行事の午餐会。
その後に王室コレクションをご覧になられました。王室コレクションのなかには、昭和天皇からエリザベス女王に送られた勲章などがあったということです。
両陛下はこの後いったんホテルに戻られ、ウェストミンスター寺院にある、第1次世界大戦で亡くなった『無名戦士の墓』に花を手向けられるということです。
テレ朝news 2024年6月26日
再び、バッキンガム宮殿へ戻り、国王主催の晩さん会に出席された。
英国国王王妃両陛下主催晩餐会
6月25日に天皇皇后両陛下が出席された英国国王王妃両陛下主催の晩さん会(バッキンガム宮殿)の模様をノーカットでご覧ください。
※ナレーションはありません。 ※英語のみとなります。
テレ朝news 2024年6月25日
国王王妃両陛下
温かい歓迎のお言葉を頂き、ありがとうございます。
この度は、私と皇后を国賓としてお招きくださり、訪問の実現に向けて国王王妃両陛下を始め貴国の皆様から多大なる御配慮と御尽力を頂いたことに、心から御礼申し上げます。
敬愛する故エリザベス2世女王陛下に御招待を頂いてから、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、こうして約5年の月日を経て国賓として英国の地を訪れることができましたことは、誠に喜びに堪えません。
先ほど、国王陛下は、長きにわたる二国間の絆に触れられました。
本日の午後には王室コレクションの我が国ゆかりの品を拝見し、改めて日本と英国の間で長きにわたり織りなされた交流の歴史を振り返ることができました。
私自身、英国で学び、多くの人々と関わり合い、中でも王室の皆様には大変温かく接していただくなど、両国の交流の一端を担ってきたことを嬉(うれ)しく、また、有り難く思っています。
日英両国には、友好関係が損なわれた悲しむべき時期がありましたが、苦難のときを経た後に、私の祖父や父が女王陛下にお招きいただき天皇としてこの地を訪れた際の想いがいかばかりであったかと感慨深く思います。
そして、計り知れぬ努力をもって、両国の未来の友好のために力を尽くしてこられた人々に、皇后と共に深い敬意と感謝の念を表します。
私の祖父は、1971年の晩餐会で、日英両国の各界の人々がますます頻繁に親しく接触し、心を開いて話し合うことを切に希望し、また、私の父は、1998年に同じ晩餐会で、日英両国民が、真にお互いを理解し合う努力を続け、今後の世界の平和と繁栄のために、手を携えて貢献していくことを切に念願しておりました。
現在、我々の社会は、ますます多様化・複雑化し、地球規模の各種課題に直面しており、世界全体で一層英知を結集しこれらの重要課題の解決に努める必要があります。
そのような中、日英両国民の長年にわたる心を開いた話合いと真の相互理解への努力が実を結び、両国が連携・協力して世界を牽引(けんいん)している分野が、これまでも、またこれからも数多(あまた)あるということを大変嬉うれしく思います。
例えば、日英の科学者の最先端の医学研究による世界への貢献です。 ノーベル生理学・医学賞を受賞した山中伸弥教授の研究で知られるiPS細胞は、同賞を共同受賞した英国のガードン博士の先行研究の成果を踏まえたものであり、再生医療に革新をもたらしました。
明日訪れる予定のフランシス・クリック研究所でも、がん研究やインフルエンザへの対応において日英の若手研究者を含む多くの関係者が協力し、新たな挑戦に取り組んでいます。
また、昨日は私的にテムズバリアを視察いたしました。 テムズバリアは、1953年に起きた英国史上最悪の北海高潮被害(the 1953 North Sea Flood)を踏まえて建設されました。
英国における高潮予測の発展には、日本人研究者の石黒鎮雄しずお博士、日系英国人でノーベル文学賞受賞者の作家カズオ・イシグロ氏のお父上が重要な役割を果たされました。 石黒博士は、英国の研究所に迎えられ、北海の高潮の正確で迅速な定量的予測を実用化しました。 石黒博士がその研究から発展させたアナログ計算機は、カズオ氏によるとBBCドラマ「ドクター・フー」(Doctor Who)のタイムマシーン「ターディス」(TARDIS:Time And Relative Dimension in Space)の内側のようだったとも聞いています。 石黒博士による電子工学と海洋科学の学際的イノベーションは独創的であり、今を生きる日英両国の研究者にも、時空を超えて大きなインスピレーションを与えているものと思います。
今回、国王陛下がパトロンを務めておられる王立キュー植物園を23年ぶりに再訪し、「ミレニアム・シード・バンク」による絶滅回避のための種子保存の取組などについて視察することを楽しみにしています。
国王陛下が気候変動や生物多様性等の問題に情熱と危機感を持って取り組まれてきたことに敬意を表するとともに、日英の多くの人々がこうした環境問題に関心を持ち、諸課題の解決に力を尽くしてきていることに勇気付けられます。
「ミレニアム・シード・バンク」には、東日本大震災の津波被害により高田松原で数万本の松が倒れる中で唯一残った「奇跡の一本松」と同じアイアカマツなどの種子が岩手県から寄贈されたと伺っており、強靱(きょうじん)性や震災からの復興、そして日英友好の象徴として永く保存されることでしょう。 最新鋭の技術を駆使したパフォーマンス・ラボラトリーの視察など、王立音楽大学を再び訪問することも楽しみにしています。
また、皇后と共にV&A(ヴィクトリア&アルバート)子ども博物館を訪問し、日英の子どもたちと交流して、両国の文化や芸術が、国や時代の枠を超えて子どもたちにどのようなインスピレーションを与えているのか、直じかに感じられればと思います。
さらには、皇后と私が留学し、一学生として英国の生活・文化を経験したオックスフォードの地を訪れ、国王陛下の母校のケンブリッジ大学ではありませんが、日英間の学術・研究・教育分野での協力や若い世代の交流の促進に少しでも貢献できればと考えています。
日英関係は、長い年月をかけ世代を超えた人々の交流を通じて育まれてきました。今回の英国訪問を通じて、両国の友好親善関係が、次代を担う若者や子どもたちに着実に引き継がれ、一層進化していく一助となれば幸いです。
我々の時代においては、国王陛下からも言及があったとおり、政治・外交、経済、文化・芸術、科学技術、教育など、実に様々な分野で日英間の重層的な連携・交流が加速しており、日英関係はかつてなく強固に発展しています。
裾野が広がる雄大な山を、先人が踏み固めた道を頼りに、感謝と尊敬の念と誇りを胸に、更に高みに登る機会を得ている我々は幸運と言えるでしょう。 今後とも日英両国がかけがえのない友人として、人々の交流を通じて真にお互いを理解し合う努力を弛(たゆ)みなく続け、永続的な友好親善と協力関係を築いていくことを心から願っています。
ここに杯を挙げ、国王王妃両陛下の御健勝と、日英関係の更なる発展と世界への貢献、そして両国国民の末永い幸せを祈ります。
(宮内庁発表の和訳)
「400年以上にわたり、我々の国々は互いに刺激し合い、互いの経験から学び、借り受けたり共有したりした要素によって産業、料理、文化を豊かにしてきました。」
今夜、国王陛下は晩餐会の演説で、英国と日本の関係の深い根源について語りました。
(26日)
王立音楽大学・フランシス・クリック研究所を視察
イギリス訪問5日目、天皇陛下は、音楽大学や研究施設を訪れ、日英両国の若い世代が活動する様子などを視察されました。
天皇陛下は、現地時間6月26日午後、ロンドン市内の王立音楽大学に到着されました。 チャールズ国王が総長を務めるこの大学は、多数の著名な音楽家を育てていて、日本人学生も在籍しています。
陛下は演奏を聴いたあと、「楽しんでいますか。音楽は好きですか」などと話しかけ、また貴重な古い楽器のコレクションもご覧になりました。
これにさきがけ、陛下は、がんや感染症などを研究する最先端の医療施設フランシス・クリック研究所を視察し、がんや感染症などの研究を行う日本出身の研究者らとも交流されました。
説明用のモニターがフリーズし、所長が「たぶん、モニターも緊張している」と話すと笑顔を見せられました。
日テレNEWS 2024年6月28日
シティ・オブ・ロンドンなどが主催の晩さん会に出席
夜は、シティ・オブ・ロンドンなどが主催の晩さん会に出席。
イギリスを公式訪問中の天皇陛下は、歴史的な金融地区であるシティ・オブ・ロンドンで、晩さん会に出席されました。
日本時間のきょう未明、陛下は会場のギルドホールに到着し、君が代の演奏の中、出迎えたシティ・オブ・ロンドンの長であるロード・メイヤーらと握手を交わされました。
儀仗隊長が「ご案内します」と日本語で伝え、陛下は並んだ儀仗隊の前をゆっくりと進み、閲兵を行われました。
500年以上前に造られたギルドホール。行進曲にあわせ、およそ600人が手をならす伝統的な慣習で迎えられた陛下。上級判事による歓迎のあいさつが終わると、笑顔で拍手をおくられました。
(以下略)
TBS NEWS DIG 2024年6月23日
(27日)チャールズ国王夫妻に別れを告げウィンザー城へ
チャールズ国王夫妻へ別れを告げる
チャールズ皇太子とカミラ王妃は、今週英国を公式訪問した日本の天皇陛下に別れを告げた。
ロイヤルファミリーチャンネル 2024年6月28日
「V&A子ども博物館」訪問
天皇皇后両陛下は、ロンドン市内にある子どものための博物館「V&A子ども博物館」を訪問されました。
陛下は子どもたちとの交流を楽しみにされていました。子どもたちとの触れ合いの様子などをお伝えします。
日テレNEWS 2024年6月28日
エリザベス女王とフィリップ殿下の墓へ供花
天皇陛下はウィンザー城のセントジョージ礼拝堂を訪れ、エリザベス2世女王とフィリップ殿下の墓に花輪を捧げられました。
天皇陛下がウィンザー城での亡くなったエリザベス女王と夫のフィリップ殿下の墓への供花を終え出てこられました。
ウィンザー城内にある歴代国王が眠る礼拝堂の一角に、エリザベス女王とフィリップ殿下は埋葬されています。
日テレNEWS 2024年6月28日
天皇陛下が英国に留学中だったとき、エリザベス女王はバッキンガム宮殿でのお茶会や園遊会に招待していました。
スコットランドのバルモラル城へ、休暇中の女王を訪問したりもしていた。
また、フィリップ殿下は天皇陛下をドライブに誘ったりして、とてもかわいがっていた。
そんな亡き女王とフィリップ殿下を天皇陛下はとても尊敬していたようです。
なので、今回の供花に際して
「女王とフィリップ殿下は私に本当に優しかった。心からの感謝を申し上げるためにお二人のお墓を訪れた」
と天皇陛下は述べられたそうです。
キュー王立植物園訪問
その後陛下は、キュー王立植物園を訪問された。
<現地時間6月27日>最終日を前に陛下は、カメラの前で今回のイギリス訪問の感想を語られました。
イギリス訪問中の天皇皇后両陛下。
訪問6日目となった現地時間6月27日、陛下はイギリス・ウィンザー城を訪れ、エリザベス女王と夫のフィリップ殿下の墓に花を供えられました。
「今までのいろいろお世話になったこと本当によくしていただいたことに対する心からのお礼の気持ちで、きょうは参拝をさせていただきました」
天皇陛下は、現地時間27日午後、王立キュー植物園を視察したあと、カメラの前で取材に応じられました。
「雅子とともにイギリスを国賓として訪問することができましたことを大変嬉しく思っております」「また今回は馬車でのパレードの時もそうでしたし、また車で走っている時にも、沿道から多くの方に手を振っていただいたりして、非常に温かく迎えていただいていることを大変嬉しく思っております」 天皇陛下は、チャールズ国王夫妻の心温まるもてなしに感謝するとともに、かつての留学先・イギリスを再び訪れたことへの感慨を明かされました。
「やっぱり何か思い出の地に戻ってきたという印象強く持ちましたし、そのような中で本当に『おかえりなさい』というふうに言っていただいた、Welcome backということを多くの方から言っていただいたこと、本当にこれは私は嬉しかったですし、その思い出の地に今回、雅子にとってもこのイギリスは思い出の地ですので、2人で立つことができた。これは本当に大変幸せなことだというふうに思っております」
さらに天皇陛下は、亡くなったエリザベス女王に「本当にいつもよくして頂いた」として、この日訪れたウィンザー城での墓参りについて「心からのお礼の気持ちで参拝をさせて頂きました」と話されました。
現地時間6月27日
日テレNEWS 2024年6月29日
昨日、天皇陛下をキュー・ガーデンにお迎えできたことを光栄に思います。
陛下は、当園のリチャード・デヴェレル園長とともに温帯園を見学され、科学、芸術、園芸を通じて当園と日本との豊かな協力の歴史を祝われました。
(28日)
オックスフォード訪問
イギリス訪問中の皇后さまがオックスフォード大学から「名誉法学博士号」が授与されました。
天皇陛下も1991年にオックスフォード大学から「名誉法学博士号」を授与されていて、 きょうは両陛下でガウンを着用されての授与式出席となりました。
両陛下は現地時間の6月28日午前11時半過ぎにオックスフォードに到着し、皇后さまが外務省職員時代に留学したベイリオル・コレッジで総長らに迎えられました。
コレッジ内を散策されたあと両陛下は大学総長主催の昼食会に臨まれました。
日テレNEWS 2024年6月28日
天皇皇后両陛下は日本時間28日午後7時半過ぎ、思い出の地・オックスフォードに到着されました。
迎えたのは、オックスフォード大学の総長らです。
最初の訪問先は、雅子さまが学ばれたベイリオル・コレッジです。当時、滞在していた寮の寮長や、恩師らとの懇談を終え、ベイリオル・コレッジをあとにされました。
外務省の職員として、国際関係論を学ばれた雅子さま。
テムズ川の歴史を研究されていた天皇陛下。留学の時期はずれますが、雅子さまは、この時にはすでに陛下と出会われ、お妃候補として名前が上がっていました。
勉学にはげむかたわら、パーティーでは、得意の日本料理を振舞われることもあったそうです。 帰国後は、数々の要人の通訳を務めるなど、外交の最前線で活躍されてきました。
恩師たちは、人並外れた有能さを口々に語ります。
雅子さまの指導教授 ルーカス・ツカリスさん:「とても気さくで、魅力的、聡明かつ行動的で、教え子の中でも、最高の学生の一人でした」 同じく指導教授だったロバーツ氏。ある日、優れた研究者ばかりが集まるディナーに、雅子さまが外交官だった父・恒さんとともに出席されたことがあったそうです。
雅子さまの指導教授 アダム・ロバーツさん 「雅子さまは、恐ろしいほど有能な学者たちと打ち解けていました。ユーモアと笑顔はそのままに 、とても落ち着いていました。並外れた能力の持ち主だと感じました」
天皇陛下は、オックスフォード訪問を前に、旧交を温められていました。 宿泊先のホテルにやってきたのは、フィリップ・ウィットモアさん。
ビオラを弾かれる陛下とともに、弦楽四重奏団を組んでいた人物で、回想録にも『W君』として登場しています。 17日にインタビューしたときには「今回は会えないでしょう」と言っていましたが、26日になって、日本大使館から連絡があり、急きょ、面会が実現したそうです。
フィリップ・ウィットモアさん:「(Q.陛下にお会いできましたか)はい。大変、お元気でした 。思い出話に花が咲きました。ビオラが4丁に増えたそうです」 15年ぶりの再会。お茶を飲みながら、20分ほど話せたそうです。
フィリップ・ウィットモアさん:「お目にかかれて、うれしかったです。多忙なご公務のかたわら、音楽にも時間をついやされることを願います」 天皇陛下は27日、ロンドン郊外のウィンザー城を訪問されました。コロナ禍でイギリス訪問が延期され、再会が叶わぬまま亡くなったエリザベス女王が眠る場所です。
公式日程を終え、報道陣の取材に応じられました。
天皇陛下:「歴史あるロンドンの建物の荘重なたたずまい、それから、またあのテムズ川。そういったものを眺めながら、やっぱり思い出の地に戻ってきたという印象を強く持ちましたし、そのようななかで、本当に『おかえりなさい』と言っていただいた、『welcome back』と多くの方から言っていただいたこと、本当に、これ私はうれしかったですし、その思い出の地に、今回、雅子にとっても、イギリスは思い出の地ですので、2人でもって立つことができた。これは、本当に、大変、幸せなこと。
(Q.晩さん会の会場を沸かせていましたが、荘厳な空気の中でどういうお気持ちで)皆さん笑っていただいたのが、うれしかったですね」
テレ朝news 2024年6月25日
https://www.ox.ac.uk/news/2024-06-29-japanese-emperor-and-empress-visit-their-alma-mater
日本の徳仁天皇と雅子皇后は6月28日金曜日、母校であるオックスフォード大学を訪問した。
両陛下は学生としてオックスフォード大学で何年も過ごしたことから、オックスフォードと特別なつながりを持っています。
訪問中、両陛下は皇后さまが国際関係学を学んだベリオール大学と、天皇陛下が歴史学の修士課程を学んだマートン大学に立ち寄られた。
訪問中、彼らはまた、クリス・パッテン学長、アイリーン・トレーシー副学長教授および大学修士とも会談しました。
皇后雅子さまは召集館での特別式典で大学から名誉学位を授与された。
徳仁天皇は昼食会でスピーチした。
<以下、天皇陛下のスピーチ全文>・・・
「まず、雅子と私にとってこのような素晴らしい機会に完璧な主催者であるパッテン卿からの温かい歓迎の言葉に、心からの感謝の意を表したいと思います。
マグダレン橋を通過し、雄大な通りと象徴的な「夢見る尖塔」が視界に入ってくると、オックスフォードで過ごした日々を鮮明に思い出しました。
入学時に感じた新しい生活への期待と不安が複雑に混ざり合った気持ち。 故ハイフィールド博士とマティアス教授による挑戦的だが愛情あふれるチュートリアルセッション。
昼食と夕食後にマートンズ MCR で友人たちと飲んだコーヒーの味。
オックスフォードに関するすべてのことが、ここで過ごした 2 年間の楽しい思い出を呼び起こし、あっという間に過ぎ去ったように感じました。
この昼食会の後、私より 5 年遅れてベリオール大学で 2 年間勉強する機会に恵まれた私の妻、雅子が名誉法学博士号の授与を受けることになったことに、私たちは非常に感謝しています。
私と雅子は、オックスフォードで過ごした幸せでかけがえのない日々をいつも思い出しています。
私たちが避けようとしている唯一の話題は、マートン大学とベリオール大学のどちらがオックスフォードで最も古い大学なのかという問題です。
私たちは、オックスフォード大学が私たちに提供してくれた比類のない機会と素晴らしい思い出を今後も大切にしていきます。
同時に、日本の若者たちにも、大学やオックスフォードのような機関を含め、海外で学び、世界から広く学ぶという貴重な経験が提供されることを願っています。
私は、この地で絶えず展開されている国境を越えた人と人とのつながりが、世界中の国と人々の間に前向きな関係を築くきっかけとなることを切に願っています。
また、私がオックスフォードを去って以来、日本とオックスフォード大学との関係が様々な発展を遂げてきたと聞き、大変嬉しく思います。
例えば、1991 年に私も新しい建物の起工式に出席した日産日本研究所は、現在では英国におけるこの分野の有力な研究所として知られています。
さらに、糖尿病や代謝異常症の研究、金融工学の研究など、本学と日本企業との産学連携も進んでいると聞いております。
オックスフォード大学は、何世紀にもわたって受け継がれてきた伝統の重みと、知的好奇心と優れた学術的取り組みによって推進された革新性をシームレスに融合させることで、世界有数の学術機関の一つとなってきました。
オックスフォード大学を構成するすべてのカレッジと、イギリスおよび日本を含む世界各国からの学生、学者、研究者が、今後も互いに刺激し合い、高め合いながら、私たちの両国だけでなく、全世界にとっても明るい未来になります。」
・・・・・・
マートンでは、両陛下が日本文化の重要な要素として桜の木を植樹されました。
オックスフォードへの私的な訪問は、週初めに国王陛下の国賓訪問も含まれていた天皇皇后両陛下の英国訪問の最終日に行われた。
2024年6月29日 オックスフォード大学公式ページ
帰国へ
イギリスを訪問していた天皇皇后両陛下は、すべての日程を終えて帰国の途に就かれました。
26年ぶりとなる天皇陛下の国賓としてのイギリス訪問、オックスフォードに学んだお2人の語学力もまた注目を集めました。
卒業から34年、皇后さまはオックスフォード大学で名誉学位を授与されました。天皇陛下と一緒にキャンパスを歩くのは初めてで、お2人の笑顔が印象的でした。
一方、訪問中の天皇陛下の英語のスピーチは、ユーモアとイギリスへの親愛の情に満ちたものでした。
ロンドン金融街の人々ら650人を前に天皇陛下は、留学中は紙幣ばかりを使いコインがたまってしまったこと、そのコインをばらまいてしまった時、イギリス人が親切に拾ってくれたエピソードを紹介。
今は電子決済の時代となり、40年の時の経過を感じると話し会場を沸かせました。
チャールズ国王夫妻が主催した晩餐(ばんさん)会では、昭和天皇、上皇さまがイギリスを訪問した際の晩餐会でのお言葉を紹介したうえで、日本とイギリスの交流が先人が踏み固めた道を頼りに、さらに高みに上る機会を得ていると述べられました。
テレ朝news 2024年6月29日
天皇皇后両陛下は、22日からのイギリス公式訪問を終え29日午後6時ごろ、羽田空港に到着されました。
国際親善としての外国訪問は即位後2回目で、両陛下はチャールズ国王に国賓として迎えられ、歓迎式典や馬車パレード、バッキンガム宮殿での晩さん会に出席するなどイギリス王室のメンバーと交流を重ねられました。
天皇陛下はお一人でウインザー城にある故・エリザベス女王の墓を訪れ、花を手向け、拝礼されました。
また、両陛下は子どものための博物館を訪問したほか、陛下お一人で研究所や音楽大学などを訪れ、若い世代の人たちと積極的に交流されました。
イギリス訪問最終日には、両陛下はかつて留学したオックスフォードでそれぞれの母校やゆかりの場所をめぐり、マートン・コレッジでは陛下が滞在していた寮の部屋もお二人で訪ねられたということです。
陛下は帰国前「思い出の地に雅子と2人で立つことができたことは大変幸せなことだと思っております」と語られました。
両陛下は、長女・愛子さまが待つお住まいの御所に1週間ぶりに戻られます。
日テレNEWS 2024年6月29日
大成功!
としか言いようがありません。
チャールズ国王の笑顔がすべてを物語ってます。
しかし、
これを見ても、難癖つけないと気が済まない秋篠宮老人会の人々がいるよう。
日本国の天皇皇后両陛下が、海外で上手くやるのが気に入らなくて、ひたすら腐すというのは残念ですよ。
素直に評価すべきだと思いますけどね。
とにかく
今回も素晴らしいご訪問でした。
大成功。
よかった。
チャールズ国王も最近は丸くなったらしいですが、満面笑顔だらけのチャールズ国王は記憶にないですよ。
よかった。よかった。
ではまた
ラベンダーさんのXのお陰で各イベントをタイムリーに見ることができました。
さすがとしか言いようのない大英帝国のおもてなし、見どころ満載でした。
Yukoさん
すごいおもてなしでした。
本気出すと違いますね。
またよろしくお願いいたします。
初めまして。時系列に載せて下さりとても参考になります。凄いハードスケジュールだったのですね、驚きました。ゆっくり拝見させていただきます。ありがとうございます。
こちらこそ、またよろしくお願いいたします。
ラベンダーさん
ありがとうございます。時系列で大変わかりやすいです。最近、皇室なんていらないのではなんて考えていましたが、英国訪問の動画見ると、やはり必要なのかと考えが変わりましたが、今後の事を考えるとどうなることやらですね。今はもう少し大成功の余韻に浸りたいです。
AFP通信の動画で日本人留学生に気さくに声をかけられていた陛下の姿が素敵でした。
皇后様の英語の音声も入っている動画です。外国の動画を見ると違った視点でみれますね。貼り付けておきます。
Crowds greet Japanese Emperor and Empress in Oxford | AFP – YouTube
ふくろうさん
今回は、素晴らしい訪問でした。
他に言いようがないですね。
またよろしくお願いいたします。
素晴らしい記事を有難うございました、ラベンダーさん!
ネット版新聞なんかパージしたのかと思うくらい、両陛下の訪英報道出ませんでした。日本のマスコミって日本嫌いなんですかね?まあ、これで良しとしておきます。英国国王陛下の満面の笑み良かったです。両陛下の笑顔も最高でした。最後に記事をくださったラベンダーさん感謝!
サリバンさん
最近、男系男子派が不穏な法律を成立させようとしてるので、メディアは顔色伺ってるのでしょう。
日本のメディアは、権力のポチばかりですからね。
またよろしくお願いいたします。