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雅子皇后の結婚は違憲?

こんにちは、ラベンダーです。

5月3日は憲法記念日。

今年は、高市政権による憲法改正推進が宣言されたためか、改憲派も反対派も「盛り上がって」いるようです。

そんな憲法記念日。

たぶん今年は、改憲についてガンガン記事を書くことになります。

日本会議政権が、一番、やりたいのが憲法改正。

悲願の戦前回帰を実現するには。

憲法改正は必須。

なので、今年は

「自由と民主主義派」VS「大日本帝国派」

憲法改正が主戦場になるでしょう。

「自由と民主主義派」の私としては、頑張るしかありません。

まあ、それはそれとして、

憲法記念日。

昨年も、この日に憲法談義をしましたので、今年もやります。

憲法改正とか切迫感のある話ではなく、軽い読み物的な雑談。

たまたま

前回、養子縁組プランについて、違憲がどうかの検討をしたので、

ついでですから

それに関連した憲法問題をやりたいと思います。

なお、今回の記事を理解するためだけでなく、

天皇皇族と人権や平等原則など(憲法上の権利)との関係を理解するため、

前回の記事は、ぜひ読んでいただきたいと思います。

<前回の記事> 

なお、昨年の憲法記念日の記事も参考までに、

<昨年の憲法記念日の記事>

目次

婚姻によって一般人女性が皇族になること

一般人と皇族との関係図。

いわゆる「内閣法制局説」だとされる(飛び地論)によると、以下のような感じになります。

左側(一般国民)と右側(皇室)の間にかかる「橋」。

前回お話した「養子縁組プラン」を使って、

この「橋」を渡り一般人が皇族になる場合、どんな憲法的問題があるのか?

それを検討しました。

「養子縁組プラン」は、まだ成立していない法律ですが、

ご存じのとおり

現行法では、この「橋」を渡って、一般人が皇族になる場合が一つだけあります。

皇室典範15条 皇族以外の者及びその子孫は、女子が皇后となる場合及び皇族男子と婚姻する場合を除いては、皇族となることがない。

一般人女性が、天皇もしくは男性皇族と結婚した場合

その場合だけ、一般人から皇族へなることが認められています。

さて、この場合も、憲法上の問題が生じてます

憲法上の問題1

女性だけが、婚姻により皇族になることができるのは、男性差別ではないか?

憲法上の問題2

皇室典範10条により、婚姻に皇室会議の議を要求するのは、憲法24条1項違反なのではないか?

以下、

この点について、検討したいと思います。

<参考条文>

憲法24条1項 婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。

皇室典範10条 立后及び皇族男子の婚姻は、皇室会議の議を経ることを要する。

男性差別の疑い?

婚姻により一般人から皇族になれるのは、女性に限られてます。

なので、男性差別ではないか?

という論理はないわけではありません。

前回にお話しした「門地差別」を主張した「違憲説」と同じロジックですよ。

<違憲説のイメージ>

つまり、「橋」を渡る前は、一般人なのだから、平等原則(14条)の適用がある。

よって、女性だけが「橋」を渡ることができて、男性が「橋」を渡ることができないのは、

性別による差別であり違憲。

という帰結になります。

さて、

(養子縁組プラン)を違憲だと主張する立憲民主党やゴー宣の人々は、この件をどう説明するのでしょうか?

(ア)「橋」を渡る前は、一般人なんだから、「門地差別」はダメ

と主張してますよね。

だったら、

(イ)「橋」を渡る前は、一般人なんだから、「男女差別」はダメ

とも主張しないと。

「門地差別」だあ~、と主張するのなら、

「男女差別」だあ~、とも主張しないと。

筋が通りません。

立憲民主党やゴー宣の人々

の論理だと

雅子皇后の結婚は違憲だあ~!!!

といわないとね(笑)

筋が通りません。

でも、そうは言いませんよね。

変でしょう。

まあ、結局、

立憲民主党やゴー宣の人々の論理は、一貫性のないご都合主義じゃないかと思いますよ。

もちろん

前回お話した「内閣法制局説」「皇族制限説」では、合憲なのは当然ですし、

そもそも、この論点で、男女差別を主張する人を見たことがありません。

改めての、説明は省略いたします。

憲法24条1項違反の疑い?

次に、憲法24条1項違反の疑い。

憲法24条1項では、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立」としてます。

合意のみ

と明定されてますので、何らかの制約が入るのは、すべて違憲。

ですが、

皇室典範10条は、結婚するのに「皇室会議の議」を要求してます。

なので、わかりやすく違憲状態ですが、どう説明するのでしょうか?

前回の記事でお話した3つの説。

「違憲説」「皇族制限説」「内閣法制局説」の3つで検討したいと思います。

<前回の記事> 

立憲民主党やゴー宣の説

立憲民主党やゴー宣の人々のいう「違憲説」のロジックでは説明が難しい。

<違憲説のイメージ>

雅子皇后は、「橋」を渡る前は、小和田雅子という一般人。

当然、憲法24条1項の適用があるので、

皇室典範10条で制約した場合

この結婚は違憲。

立憲民主党やゴー宣の人々の論理では、そうなりますね。

養子縁組プランについて、

まだ、皇族になってないのだから、一般人
一般人なんだから、門地差別。

と堂々と主張してますが、

それはそのまま、この問題にも当てはまり。

まだ、皇族になってないのだから、一般人
一般人なんだから、憲法24条1項違反。

同じでしょう。

違憲という帰結にしかなりえませんが、

立憲民主党やゴー宣の人々

これをどう説明するのか、知りたいですね(笑)

皇族制限説

次に、「皇族制限説」。

<皇族制限説のイメージ>

皇族には人権が保障されない(私は反対ですが)ので、皇族に憲法24条1項が適用されない。

だから、浩宮さま(現天皇陛下)と小和田雅子さん(現皇后陛下)の結婚において、

浩宮さまに、憲法24条1項が適用されないのはいいでしょう。

しかし、当然、小和田雅子さんには、憲法24条1項は適用されてしまうので、

「皇族制限説」でも、この事象を説明するのは、難しいと思います。

内閣法制局説

最後に「内閣法制局説」。

内閣法制局説を拡大解釈すれば、説明可能だと思います。

<内閣法制局説のイメージ>

内閣法制局は、あくまで憲法14条の平等原則について、上記イメージのような見解を出しました。

天皇皇族の人権などの憲法上の権利については、何も言ってません。

仮に、「内閣法制局説」が他の憲法上の権利まで拡大されているとすれば、

上記、イメージとなって、

「橋」を含めて、憲法24条1項の適用はないので、合憲。

説明は容易です。

なので、内閣法制局がこの説を採用してるのは、すべての違憲が疑われる事象について、説明が容易であるからかもしれません。

しかし、根本的な問題があります。

天皇皇族は人間ではない

「内閣法制局説」、つまり「飛び地論」ですね。

これは日本国憲法と皇室典範の矛盾を説明するのに、便利な道具です。

しかし、その解釈は、

天皇皇族は、憲法上の権利が奪われるのが当然。

という非人道的な解釈を導きます。

何度も繰り返しますが、

日本国憲法は、天皇皇族の人権などをはく奪してません。

日本国憲法にかかれているのは「世襲」の文言だけ。

「世襲」というのは、憲法14条の平等原則に反するので、憲法自身が認めた平等原則の例外とするのはいいでしょう。

天皇皇族に「世襲」に関する平等原則が適用されないのは、わかります。

しかし、天皇皇族の自由や人権などを制約していいとは、

憲法上、どこにも書かれてません。

憲法上の根拠はまったくないのに、

勝手に自由や人権などの憲法上の権利を奪うのは、どういうことなのか?

たとえば、皇族に選挙権はありませんよね。

投票の秘密は守られているはずですから、皇族が誰に投票しようと何の問題もありません。

憲法の明文規定「世襲」とも、何の関係もありません。

にもかかわらず、超法規的に、天皇皇族の選挙権は奪われてるでしょう。

そうすると

天皇皇族は人間ではない

そういう取り扱いをしてるとしか、解釈のしようがありませんね。

人間じゃないから、何をしても許される。

憲法上の根拠がないにもかかわらず

生まれながらにして、自由や人権などの憲法上の権利を奪われた

象徴天皇制を維持するための奴隷

酷すぎる💢💢💢

そういう非人道的な解釈や運用は、ただちにやめるべき!

というのは、私の主張。

何で、そんな非人道的な扱いをするのかといえば、

それは政治の問題。

戦前回帰の右翼勢力のせい。

戦前の天皇皇族は、人間ではなく神の子孫。

天皇を神々の血筋(現人神)とし、神聖不可侵な最高統治者と見なす神権天皇制。

天皇皇族が「人間」になってしまったのでは、戦前の神権天皇制に戻ることができない。

戦前回帰の右翼勢力にとって、それは困る。

天皇皇族は人間ではない

天皇皇族の皆様も、人間として尊重されたいと思っているでしょうが、

日本会議が大きな勢力となり政治を牛耳る現状では、

天皇皇族が人間として認められる日は遠い

残念ながら、法律を超越した右翼思想の問題ですので

法律論では解決できないですね。

ということで

私のブログを読んでると、

何でもかんでも、戦前回帰とか右翼とか、そういう話へ強引に誘導してると感じるかもしれません。

しかし、そうじゃないんですよ。

現在の高市内閣(=日本会議内閣)が右傾化してる点を無視したとしても、

天皇皇室と戦前回帰の右翼勢力とは、良くも悪くも切り離せない。

仕方ないんですよ、そういう方面の知識も必要になるのは。

まあ、

天皇家信者VS秋篠宮家信者の誹謗中傷戦争に人生ささげてる人には関係ないでしょう。

しかし、動機はともかく、

天皇皇室を正しく理解しようと考えてる皆様は、

皇室には興味あるけど、戦前回帰とか右翼については知りたくない。

というのは、難しいと思います。

大日本帝国の天皇皇室から、今の天皇皇室へつながっていて、

大日本帝国派は、戦前回帰の道具として皇室を利用してますからね。

政治とかにも関心を持たざる得ない。

そういうことですので、

かつての私ラベンダー、

人生のうち、憲法記念日に関心を持ったことはありませんでした。

ほぼ皆無。

が、

皇室に関心を持ったときから、

皇室が日本国憲法とも深い関係があるということで、

憲法記念日はいろいろ考える契機になってますね。

皆様は、いかがですか?

さて、

自由と民主主義派のラベンダー。

また頑張りますので、よろしくお願いいたします。

ラベンダー

ではまた

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