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小林よしのり「愛子天皇論」についての雑談

ラベンダー

こんにちは、ラベンダーです。

皇位継承問題が進んでます。

結果は見えてますが、粛々と法制化へ向かってる感じです。

皇位継承問題の解説記事については、希望者が目標に達してないので、現段階では書かないことといたします。

で、今回は、小林よしのり氏の「愛子天皇論」について雑談します。

約1年前に発売された「愛子天皇論」ですが、ついつい後回しにしてました。

一度はやっておかないと、という感じでしたので、今回やります。

この件についても、皇位継承問題と同様の取り扱い、

今回は雑談して、もし、ご希望「いいね」が多ければ続編を書く、少なければこれで終了、とさせていただきます。

目次

<原作>高森明勅<作画>小林よしのり

まず、私の立場ですが、

そもそも小林よしのりさんの著作をほとんど読んだことがないので、皇室問題以外のゴー宣はほとんど何も知りません。

だから、ファンでもアンチでもマニアでもない。

としか言いようがないですね。

最近、ゴー宣DOJOの方を見て楽しませていただいてますが、それは頭アレな人(笑)が次から次へ出てくるので面白く見てるだけです。

不思議な世界もあるものだなと(笑)

まあ、宗教団体っぽい感じが、少し気味悪いというのはありますが(笑)

一般論としては、ゴー宣について、肯定も否定もございません。

問題は、「愛子天皇論」ですね。

このマンガについては、

要するに

「愛子天皇論」 <原作>高森明勅 <作画>小林よしのり

と解釈せざる得ないほど、この本では高森明勅を丸々コピーしてます。

だから、他の著作については知りませんが「愛子天皇論」については、小林よしのりさんを批判してもあまり意味ないです。

「愛子天皇論」は、高森明勅の本。

何で小林さんが、高森明勅のイタコみたいな活動をしてるのか知りませんが、

「愛子天皇論」の著作およびそれに付随した愛子天皇実現のための活動(以下、「愛子天皇活動」と略す)は、高森明勅の考えが具体化されたもの。

だから

「愛子天皇活動」の評価には、高森明勅の評価が欠かせない。

そういうことになりますね。

ゴー宣アンチの人たちは皇室に興味ないので、高森明勅にも興味ないとは思いますが、

高森明勅を知らないで「愛子天皇活動」の評価は不可能です。

よって、まずは高森明勅をチェックしましょう。

高森明勅の妄想法学

高森明勅という人物については、何度かブログ記事を書いてます。

要するに

妄想の人

次から次へと妄想を事実だと信じる人のようです。

例えば、

秋篠宮殿下が即位を辞退されることは制度上可能である

とか、恥ずかしくもなく、堂々というわけですよ高森明勅。

天皇は、即位も退位も、自分の意思ではできない。

天皇が崩御すると、皇位継承順位に従って自動的に次の天皇が即位する仕組みになっています。

だから、即位の辞退ができないのは明白なのですが、

どうしても秋篠宮殿下に即位を辞退させたいという願望があるのでしょうか。

願望が高じたのか、即位辞退が可能であるという妄想を述べてます。

さらに、勝手に妄想法学するのは、自己責任でご自由ですが

高森明勅が問題なのは、妄想法学の根拠として

他人の文章や発言を勝手に改ざんして引用

する悪質な人物だということです。

この場合だと、この世界では有名な園部逸夫先生の「皇室法概論」から引用してます。

詳細の説明は長くなるし興味もないでしょうから省略しますが、

結論として、園部先生は、「即位の辞退は可能」とは言ってない。

むしろ逆で、「即位の辞退は可能」とする立場に批判的で別の立場を支持してる。

なのに、高森明勅は、適当に都合よく引用し、

園部先生が「即位の辞退は可能」と言ったように見せかけてる。

内容がデタラメなだけでなく、他人の文章の意味を改ざんして引用する

悪質な妄想法学

こういうことを高森明勅は、あちこちでやってる人。

「愛子天皇論」のメインである「門地差別」の件でも、他人の文章の意味を改ざんして引用してます。

京都大学名誉教授・大石眞先生のご発言を勝手に意味を改ざんして引用

それは、以下の<参考記事>をご参照ください。

<参考記事>

結局、高森明勅は、こういうことばかりしてます。

他人の文章の意味を改ざんして引用

最近では、訳のわからない「オレ説」(笑)を唱え、

その「オレ説」が憲法学会での通説であるかのように、勝手に妄想してるようです。

妄想、妄想、妄想・・・・

ここまで妄想が激しいと、論評のしようもないですよ。

そういう人物です。高森明勅。

ゴー宣は高森明勅の養分

そこで、ゴー宣に戻りますが、

「愛子天皇論」は、

「愛子天皇論」 <原作>高森明勅 <作画>小林よしのり

でしたが、

結局それは、高森明勅のインチキな妄想を本にしただけ

土台がデタラメな妄想だから、

世間にインパクトを与えるとか、皇室言論界に一石を投じるとかありえないわけですよ。

現実に、皇室支持者から、まともに相手されてないでしょう。

一般社会で評判になることもない、当然ですよ。

まあ、結局

これを出版して得をしたのは高森明勅だけ。

高森明勅の妄想をマンガにして、高森明勅の宣伝に貢献した。

それだけのこと。

ストレートにいいますが

小林さんとゴー宣は、高森明勅の養分

ってことですよ。

よく宗教団体が、自分たちの宗教を宣伝するために、怪しい本(笑)を作って配ったりしてますよね。

それと同じですよ。

「愛子天皇論」= 高森明勅の妄想の宣伝本

そういう役割しかありません。

小林さんたちも、好きでやってるのでしょうから、ご自由にされればよいと思いますが、

この路線を何10年続けても「高森明勅の妄想の宣伝」にしかならず、

女性・女系天皇には1ミリも近づかない

ということ、理解してるのでしょうか?

それを承知の上で、高森明勅の宣伝やってるのでしょうか?

不思議な人たちですよ、ゴー宣界隈。

小林さんって、お人好しなんですね。

皇位継承問題の本質

以上が「愛子天皇論」1の話ですが、

今年から「愛子天皇論」2に入って、基本的には「高森明勅の妄想の宣伝」路線を踏襲してるよう見えます。

こういう。

「宮内庁長官の独断でなく天皇陛下のご意思が背後にある」

のような激しい妄想です(笑)

詳細は<参考記事>で、

<参考記事>

結局、高森明勅は、妄想ばかりしてますので、これが平常運転。

ずっと変わらず、妄想を続けると思います。

問題なのは、ゴー宣が、そんな高森明勅の妄想と心中するのかどうか

今のままだと、「高森明勅の妄想の宣伝」路線で「愛子天皇活動」を続けて、資源ゴミを書き続けることになりそうですが、少し変化があるようです。

先日、小林さんから発表があり、

愛子天皇を実現するために、野田佳彦氏を首相とする政権交代を実現させる。

というお話がありました。

個人的には、野田首相を目指すってバカじゃない、と思ってますし、

そもそも愛子天皇は不可能だし政権交代も困難、と思ってますが、

一般論としては、この話は前向きな話ですよ。

おそらくゴー宣アンチの人は皇室にまったく関心ないので、この話の前向きさが理解できないと思います。

このプラン実現はしませんよ、実現は無理。

しかし、ゴー宣が、何100年続けても意味のない「高森明勅の妄想の宣伝」路線を止めるだけでも、十分、前向きだと思います。

さらに、重要なのは、

やっと皇位継承問題の本質に気が付いた「かも」しれない

ってことですね。

つまり、皇位継承問題の本質とは何か?

それは、政治です。

皇位継承問題は、議論で決まるわけではなく、政治で決まるもの。

ごちゃごちゃ議論したところで、意味ないでしょう。

皇位継承問題 = 政治問題

皇位継承問題について、何か実現するには、自分たちの主張が政治的多数になるしかない。

シンプルですが、これは動かないです。

だから、「門地差別」とか「易姓革命」とか、そんな議論を100年やっても意味もありません。

政治的多数を奪取したほうが勝ち

この単純な原理は、どうしようもないです。

だから、小林さんが、野田佳彦氏を総理として、政治的多数を奪取する方向を打ち出したのは、本質的にはまったく正しいです

実現するかどうかは別問題ですよ。

現実ではなく、本質の問題。

私はゴー宣信者でもアンチでもないので、良いものは良い、悪いものは悪いというだけ。

それを理解しないで、ただ単に小林さんやゴー宣の悪口を言いたいだけの方には、お話することは何もございません。

ということで、

今回の小林さんの「決意表明」は、

少なくとも、意味のある方向性を打ち出したということは、素直に評価できると思います。

今までは、高森明勅の養分ですから、何年続けても何の意味もありませんからね。

養分やめただけでも、破格の大出世ですよ(笑)

まあ、結論としては

1.「皇位継承問題=政治的多数」という本質へ向かう

2.高森明勅とサヨナラ(笑)

この2つの方向へ変化したとすれば、

今までの愛子天皇運動が、もう少しマシなもの変化するかもしれませんね。

ただし

もう手遅れ

ここまで勝敗がハッキリしてから動いても遅すぎる。

3~5年くらい前なら、何かやりようもあったと思いますが、もう手遅れですね。

「門地差別」などと、高森明勅に騙されて学者ゴッコして、時間を浪費したのがすべてでした。

残念ながら、気づくのが遅すぎましたね。

愛子天皇論の今後

では、今後の見通し。

私的な感想として、「愛子天皇論」が資源ゴミになった原因は割とハッキリしてると思います。

ゴー宣のファン、アンチの方々は、皇室に興味ないので、よくわからないかもしれませんが、われわれ皇室ウォッチャーから見れば、「愛子天皇論」の構成は以下のとおりになります。

<愛子天皇論の構成>

1.高森明勅の学者ゴッコ(妄想法学)

2.ありきたりの皇室話

3.論敵の侮辱

これが世間を騒がせるとか、ヒットするとかありえないです。

理由は明白ですよ。

オリジナリティが皆無

だからです。

ネットの時代ですから、「愛子天皇論」がオリジナリティあふれるコンテンツであれば、自然と話題にもなるし、場合によってはヒットすることもあるでしょう。

しかし、現実は

コンテンツの質が低すぎる

ので、箸にも棒にも掛からない資源ゴミになってしまったということです。

何で小林さんが高森明勅の学者ゴッコにつきあって、喜んでるのか意味わかりません。

いろいろ事情があるのかもしれません。

けど、

オリジナル皆無なコンテンツでは、さざ波を起すことすらできません。

妄想と侮辱とありきたりの皇室話

そんなものを何万ページ書いても何も起こらない。

仮に、

「愛子天皇論」はビジネスだと割り切って、儲かればそれでいいと思ってらっしゃるのかもしれませんが、これだけオリジナル皆無のコンテンツでは、やればやるほど読者を減らすだけですよ。

ビジネスとしても、どうかとおもいます。

当たり前の話ですが、小林さんの読者は、小林さんのオリジナルを読みたいのでしょう?

高森明勅の妄想を読みたいわけじゃない。

だから、

今までの皇室言論界には存在しない、斬新で画期的な小林さんのオリジナルの皇室論なり皇室像を描くべきではないのですか。

それが、一般人の心に響いたり、既存の皇室支持者に衝撃を与えたりする。

そういう感動や衝撃を与えることができれば、次なる未来へつながる。

そういうビジョン。

すべては小林オリジナルを生み出すことから始まるのはないですか。

高森明勅の妄想を100年描いても、資源ゴミを100年生み出すだけ。

オリジナル皆無のコンテンツ

「愛子天皇論」の最大の問題点はそこだと思ってます。

なので、

結局、道は2つ。

(ア)斬新な小林オリジナルを生み出す

(イ)皇室問題からは撤退する

皇室問題は、異常にクセのある特殊な分野なので、オリジナルを生み出すのは難しい。

高いレベルの知識と、高いレベルの創作力が必要になると思いますが、今の小林さんを見る限りでは、皇室問題やるのは荷が重い。

小林さんが特別に劣ってるという意味じゃなく、皇室問題は特殊すぎるので、誰がやっても困難

難しいですよ。

また、だらだらと資源ゴミ書いて儲かるジャンルでもないので、撤退も選択肢と思いますね。

小林さんの得意な分野で勝負されるほうがよろしいのでないかと。

今の小林さんを見る限りでは、そう言わざるえないですね。

オリジナル皆無のコンテンツ

これでは、どうしようもないですよ。

あと、念のため申し上げますが、

高森明勅の学者ゴッコは、オリジナリティではなくデタラメ

その区別は大切です。

ということで

一度、ゴー宣「愛子天皇論」をやろうと思ってましたが、いろいろ他にやることが多くて、発売後約1年後にこうして書くこととなりました。

今後は、特別な動きというか「斬新な小林オリジナル」が生み出されない限りは、ゴー宣について書く機会はないと思います。

理由は、

われわれ皇室ウォッチャーからすれば、

ゴー宣上げとか、ゴー宣叩きには興味ないんですよ。

オリジナル皆無のコンテンツ

なので、つまらなくて論評する気がしない。

何か、オリジナリティある仕事をしていただかないと、論評の土俵に乗りません。

申し訳ないけど、皇室ウォッチャーから見れば、論評する水準に達してない本。

現状では、どうしようもないです。

逆に、もし、小林さんが「斬新な小林オリジナル」生み出し、皇室言論界に衝撃を与えることになれば、そのときは喜んで論評させていただきます。

激辛ですけど(笑)

以上が、「愛子天皇論」の個人的な感想でした。

テクニカルな話は、なるべくしないようにしました。

ゴー宣の愛子天皇活動についても、まだまだ、説明したり分析すべき話はございます。

テクニカルな話も多々あります。

ご希望が多い場合は、続編をどこかで書きたいと思います。

以下のX(旧Twitter)のポストに「いいね」を入れていただくか、このブログ記事にコメント(非公開)を入れてください。

ご希望の方が多ければ記事を書きます。

なお、皇位継承問題の詳細解説については、目標数に達しなかったので、記事化は見合わせてます。

いずれにせよ、

今年から、「本業」重視ですからね。

「本業」回帰ということで、皇位継承問題などは、どんどんフェイドアウトしていこうと思ってます。

今後ともよろしくお願いいたします。

ラベンダー

ではまた

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