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男系男子養子縁組プランの検討

こんにちは、ラベンダーです。

一部の皆様より、ご希望をいただきましたので、

「皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系の男子を皇族とする」案

(以下、「養子縁組プラン」と略す)を検討したいと思います。

たぶん、

「どこの誰とも知れない男を連れてきて、いきなり将来の天皇にする」

という感じの誤解をされてると思います。

もちろん、私ラベンダーは、男系男子を永久化する流れに反対です。

が、それはそれとして、

訳のわからない思い込みや妄想で相手方を誹謗中傷するのではなく、

正しく理解して批判するのが大切

だと思いますので、今回の検討・考察をいたします。

目次

養子縁組の概要

改めてお話するまでもなく、

皆様もよくご存じとは思いますが、あえて復習です。

ある人が、養子縁組(特別養子縁組ではない)をした場合。

新しく創設された養親子関係と、それまでの実親子関係が併存します。

今回の養子縁組プランも同様。

養親が二人の場合と一人の場合がありますが、

状況的に養親は1人になると予想されますので、以降はその前提でやります。

皇位継承権

本題に入る前に、

もうひとつ、おさらい。

法律上、

皇位を継ぐ権利(皇位継承権)があるのは誰か?

それは、皇室典範1条と2条に明文の規定があります。

第一条 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。

第二条 皇位は、左の順序により、皇族に、これを伝える。(以下略)

この1条と2条を合わせると、

皇統に属する男系の男子」かつ「皇族」に、皇位継承権がある。

ということになります。

現在、「皇統に属する男系の男子」かつ「皇族」である方は、秋篠宮殿下、常陸宮殿下、悠仁親王の三方しかおられません。

そこで、皇位継承権者を増やすために、

現在民間人である在野の「皇統に属する男系の男子」へ皇族資格を与える。

それが、養子縁組プランの意味です。

養子縁組は皇族資格取得の方法

皇統に属する男系の男子」へ皇族資格を与えるのが、養子縁組プラン。

では、なぜ養子縁組なのでしょうか?

前に、記事でお話しましたが、一般人と皇室の関係は、以下のようなイメージ。

一般人がこの「橋」を渡って皇族になる場合。

いろんな憲法問題が発生するのは、前に記事で説明したとおりです。

ストレートに、一般人へ皇族身分を与えるのは、違憲の恐れがある。

そこで工夫したのでしょう。

現行法上、唯一、この「橋」を渡って一般人が皇族になれるのは、

女性一般人が、天皇皇族と結婚した場合です。(皇室典範15条)

結婚による皇族資格の取得は認められている。

なので、

結婚で皇族資格が認められるなら、養子縁組でも皇族資格が認められていいだろうと。

そういう発想だと思います。

あくまで、憲法への配慮として、「養子縁組」という手段をとっているにすぎない。

「養子縁組」は、皇族資格取得の方法

だから、

皇族でありさえすれば、誰が養親になっても構わないし、

養親が男性である必要もない。

そういう帰結になります。

<参考記事> 

養子縁組で宮家を維持

繰り返しになりますが、

改めて、図を見てください。

養子になる「皇統に属する男系の男子」。

血統は、すでに皇統に属する男系男子なので、問題ありません。

足らないのは、皇族資格

皇族資格を得るために、「養子縁組」という方法を用いた。

それだけです。

なので、養親は皇族の誰でもよい。

誰と養子縁組しても血統が変わるわけではないので、

養親が女性皇族でも問題ない。

さらに、

この皇室典範改正の流れは、有識者会議という茶番劇によって、

悠仁天皇を支える体制づくり

という風に勝手に変更されてます。

なので、

養子縁組により、悠仁天皇を支える宮家を維持

常陸宮家、三笠宮家、高円宮家、のどこかを養子により維持して、悠仁天皇を支える体制づくり

という意味もあると思います。

いうまでもありませんが、今回の皇室典範改正は、日本会議などの右派勢力主導のもの。

なので、

靖国神社参拝を繰り返し、右派に近い女王がいらっしゃいますね。

その方が、養親第一号になる可能性が高いと思ってます。

<参考記事>有識者会議という茶番劇 

養子縁組プランの内容

ついでですから、養子縁組プランの内容について。

養子縁組プランは、「皇統に属する男系の男子」に皇族資格を与えるもの。

そうすると、養子に、理論上は皇位継承権が発生するはずです。

しかし、

突然、今まで民間人であった人を「将来の天皇」とするのはね。

陰謀的なことを勘ぐられますし、

国民の理解が得られないと考えるのが自然。

そこで、自民党案では、

養子には皇位継承権を与えず、

養子になってから生まれた子供に、皇位継承権を与えることにするようです。

養子縁組後に出生した男子は、生まれながらの皇族男子。

突然、皇族なったわけでなく、

現在の親王と同じように、出生からずっと皇族ですから、

皇位継承権を与えても国民の理解は得られるだろう、というわけです。

私ラベンダーは、男系男子を永久化する流れに反対ですし、

いろんな点で、このプランに賛成はできませんが、

仕組みとしては、上手く考えられてると思います。

日本の官僚は優秀ですね。

開き直ってダイレクト皇族

養子縁組プランというのは、

宮家の維持という意味もありますが、

主たる狙いは、「皇統に属する男系の男子」への

皇族資格の付与

皇族資格を与えるために、養子縁組により皇族との間で、親子関係を擬制するものです。

何でそんな面倒なことをするかと言えば、

日本国憲法への配慮でしょう。

で、す、が、

日本会議などの右翼勢力。

大日本帝国派は、日本国憲法に配慮する気はありません。

そこで、

養子縁組なんて、どうせ皇族資格を与えるための方便なんだから、

ダイレクトに法律で皇族資格を与えればいいじゃない。

という開き直った考え方が出てきました。

以下、それをダイレクト皇族プラン(直接皇族プラン)と呼びます。

維新は、ストレートにダイレクト皇族プランを認めろと主張。

自民党も、養子縁組プランで十分に皇族数の確保ができない場合は、ダイレクト皇族プランを認めるべきだと主張してます。

自民党「安定的な皇位継承の在り方に関する所見」(抜粋)

(2)「皇統に属する男系男子を皇族の養子とすること」について

旧 11 宮家の皇族男子は、日本国憲法及び現行の皇室典範の下で、皇位継承資格を有していた方々であり、その子孫である皇統に属する男系の男子を皇族の養子とすることは、皇族数確保、安定的皇位継承のため必要な方策であると考えます。

ただし、養子となった男性は皇位継承資格を持たず、その男性が養子となった後に生まれた男子は皇位継承資格を有するものとすることが適切と考えます。

(3)「皇統に属する男系男子を法律により皇族とすること」について

皇統に属する男系男子を法律により皇族とすることも、皇族数確保、安定的皇位継承のための方策として考えられます。
この方策については、基本的には、(1)(2)によって皇族数確保という目的を果たせなかった場合の方策として位置づけるべきものと考えます。

なお、この場合であっても、新たに皇族となった男性は皇位継承資格を持たず、その男性が皇族となった後に生まれた男子は皇位継承資格を有するものとすることが適切と考えます。

(太字、下線等はラベンダーによる)

でも、普通に考えれば、

ダイレクト皇族プランは、違憲の疑いが濃い。

憲法上のハードルが高い。

とするのは、有識者会議における京都大学名誉教授の大石眞先生(憲法学)の見解。

そこで、

登場するのが内閣法制局。

以前の記事で説明したとおり、

内閣法制局は、以下のような飛び地論を採用してます。

内閣法制局の説明では、

「橋」を含めて、全部が14条の適用除外と考えるので、

「橋」を渡る方法が、どのような手段であっても合憲になる可能性がある解釈。

つまり

ダイレクト皇族プランも合憲。

違憲の疑いが濃いダイレクト皇族プラン。

これを無理やり合憲と解釈するために

内閣法制局は、この説を採用したのではないか?

と、私は疑ってます。

日本の官僚は優秀だと思いますが、こういう場合には、その優秀さが迷惑になりますね。

ううむ・・・・

<参考記事> 

皇室典範改正で女性女系天皇消滅

養子縁組プランとダイレクト皇族プラン。

今回の皇室典範改正の本質。

明らかすぎますよね。

わかりやすく男系男子確保。

それが、今後何をもたらすのか。

法律が成立した後の流れを考えてください。

皇室典範改正後の流れ予想

1.養子縁組プランもしくはダイレクト皇族プランによって、男系男子皇族を確保

2.新しい男系男子皇族が消滅の危機にある宮家を再興する救世主として宣伝される。

3.新男系男子皇族に子供が生まれる

4.生まれた子供は、皇統の危機を救う救世主として宣伝される。

5.いつのまにか、養子縁組もしくはダイレクト皇族の瑕疵が消えてなくなる。

養子 ➡ 宮家を救う救世主

養子の子 ➡ 皇統を救う救世主

という感じで、大々的にプロパガンダされる。

日本のメディアは大本営発表ですからね。

政府のやることを追認し続けるでしょう。

それに、生まれてきた子供に罪はありませんからね。

非難するのは難しいし、普通に祝福ムードになると思いますよ。

養子縁組があったことなんて、みんな忘れてしまう。

だから、

法律を成立させてしまえば、連中の勝ち。

男系男子承継がどこまでも続く。

今回の皇室典範の改正は、「皇族数の確保」という名目の

男系男子承継の永久化

卑怯にも

皇位継承権の議論をしないまま、

民意を問うこともないまま、

なし崩し的に男系男子承継の永久化を進めるのが狙い。

女性女系天皇の可能性をなし崩し的に消滅させる

そういう汚い陰謀。

いいかげん気が付いて欲しいですよ。

「門地差別」ガーとか、

「養子になる人は」いるカーとか、

何をノンキなこと言ってるのか。

危機感が足らないとしか、いいようがありませんね。

ということで

私は、愛子天皇派には冷たいですが(苦笑)

女性女系天皇派であることは、ずっと一貫してます。

男系男子派には、戦前回帰の大日本帝国派が多いようですから

支持する余地はほとんどありません。

そして、日本会議を中心とした宗教右翼・思想右翼勢力に政界が支配されてる現状。

数の力で、民意を問うこともなく、

女性女系天皇の可能性をなし崩し的に消滅させる

こういう汚いやり方には、憤りしかありません。

日本は、自由と民主主義の価値観を有する国民主権の国。

万世一系の思想を信じる自由もあれば、信じない自由もある。

国が特定の思想や宗教的価値観を国民に強制することはできません。

だから、

天皇皇室が、毎年200億円以上の国費を使って運営される国の制度である限り、

その制度の内容は民意を反映したものであり、民主的なコントロールを受けるものです。

こういう汚いやり方は、不適切としか言いようがありません。

まあ、結局は、

毎度同じ話になって恐縮ですが

自由と民主主義国の価値観 VS 大日本帝国の価値観

という争いになってしまいますね。

頑張るしかありません。

やるべき課題は多いですが、

今後とも、応援よろしくお願いいたします。

ラベンダー

ではまた

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